藤堂家に暮らす人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/17 19:27 UTC 版)
「藤堂家はカミガカリ」の記事における「藤堂家に暮らす人々」の解説
タケシロ/建代 神一郎(たけしろ しんいちろう) 日本勢力に所属するハテビト。「神一郎」の名は美琴によるもので、「ハテビトは人間界では神のような存在(これに関しては後述)」であることと「日本人だから『一郎』」という理由。 美琴とともに周慈の護衛任務のため人間界へとやってきた。その任務に端を発する騒動の後、一度はハテシナへ帰還するも「日本へやってきた他勢力への迅速な対応」を口実に再び藤堂家へ帰ってくる。 非常にぶっきらぼうな物言いをするが、実際は情に厚い性格。殊に春菜と周慈の姉弟には家族同然の思い入れを持っている。美琴のボケやカラ助の余計な言動には厳しいツッコミ(時には実力行使に出ることも)を入れるが、戦闘時のパートナーとしては強く信頼している。 ハテシナでも一人暮らしをしていたためか家事スキルが高く、普段は藤堂家の専業主夫状態。 かつて任務で人間界へ来たことがあり、その際に春菜と因縁がある。この任務の後、自宅の庭に刺さっていた三大武具(ジンギ)の一つ、クサナギを振るう。 アマギリ/天霧 美琴(あまぎり みこと) 神一郎と同じ任務で人間界へやってきた日本勢力所属のハテビト。「美琴」の名は自ら「響きで」(本人談)つけた。 「よく食べ、よく笑い、よく眠る」を地で行く快活な性格だが、同時に面白そうなことには首を突っ込まずにいられないタイプ。事ある毎に神一郎と春菜の関係を茶化して痛い目に遭うこともしばしばだが、懲りる気配は微塵もない。また頭を使うのは苦手なようで、神一郎からはよくバカ扱いされている。 藤堂家では周慈の「師匠」として護身術(格闘術)を教えている。戦闘時の武器はデッキブラシだが、時として常識はずれの英力をもってクサナギやグングニルなどのイルフィニを振るったこともある(それでも戦闘のプロである神一郎に言わせれば、英力にむらがあり過ぎて現状ではイルフィニは合わないそうだ)。 大のゲーム好きで、ハテシナではオンラインRPG、人間界でも格闘ゲームなどに興じている。ちなみに神一郎も美琴も、人間界での主な稼ぎ口はヤンキー狩り。 藤堂 春菜(とうどう はるな) 神一郎と春菜の護衛対象・周慈の双子の姉。中学2年生。高級住宅街の中でも高級な家に住む。 3年前に交通事故で両親と下半身の自由を失い、以後車椅子での生活を余儀なくされている。押しかけてきた身元不明の居候二人に対し、当初は不審の目を隠そうともしなかったが徐々に打ち解けていく。 姉弟二人きりの暮らしを続けてきたためか芯の強い少女だが、反面辛いことも自分の中に押さえ込んでしまいがちなところがある。 神一郎に想いを寄せているような描写が刊を追うにつれて増えているが、3年前の事故に神一郎、そしてハテシナの事情が絡んでいることは全く知らない。 藤堂 周慈(とうどう しゅうじ) 春菜の双子の弟。神一郎と美琴が彼の護衛任務を与えられることから本作は始まる。 生まれつき不治の病に冒されていたが、3年前に快癒している(春菜の事故はこの快気祝いに向かう途中のこと)。もともと病弱だった上に両親の不在と気弱な性格が重なって校内の不良からカツアゲのカモにされていたが、突然やってきた美琴の指導を受けて彼らを喧嘩で撃退。以降は少しずつではあるが人間としても成長し、友人も増えている様子。 実は持病が快癒したのはハテシナ・日本勢力が誇る三大武具(ジンギ)の一つヤサカニによるもの。その存在を秘匿するのがハテシナから戻ってきた神一郎達の目的でもある。
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