著名な大学オーケストラ
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「アマチュア・オーケストラ」の記事における「著名な大学オーケストラ」の解説
以下に歴史的に大きな役割(有名な管弦楽曲の日本初演など)を果たしたとされる大学オーケストラや活動が活発(大規模な演奏会や海外での公演を行ったり、テレビなどのメディアで紹介されたり、演奏の評価が特に高いなど)な大学オーケストラを挙げる。 早稲田大学交響楽団 通称「ワセオケ」。1913年に創立され、早稲田大学の学生によって運営されている。年数回の主催公演や大学公式行事において演奏をするほか、テレビ出演や音楽雑誌に掲載されるなど、幅広い活動を行っている。活動範囲は国内にとどまらず、1978年の第5回国際青少年オーケストラ大会( 通称・カラヤンコンクール) での優勝以来、多くの海外公演を行っている。共演者も多岐に渡り、小澤征爾、ズデニェク・コシュラー、レナード・スラトキン、岩城宏之、大友直人、高関健、山下一史、児玉宏、曽我大介、寺岡清高ら世界的に有名な指揮者や、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やNHK交響楽団など世界一流のオーケストラのメンバーらと共に演奏することも多い。モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」やショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」などの日本初演、マーラーの交響曲第8番「一千人の交響曲」やメシアンのトゥランガリラ交響曲などのアマチュア世界初演を行った。 慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・オーケストラ 1901年に創立した日本における最古のアマチュア・オーケストラ。近年は年3回の定期演奏会を中心に、隔年で海外・国内演奏旅行を実施。国内演奏旅行では京都大学交響楽団とのジョイントコンサートも実施している。その他、慶應義塾大学入学式等の公式行事や、2018年の24時間TVへの出演など幅広い活動を行っている。各セクションやパートごとの演奏会も自発的に行われており、その際にOB・OGなどの出演があるなど現役生との繋がりは強い。飯守泰次郎、高関健、藤岡幸夫、松尾葉子、川本貢司、川瀬賢太郎、太田弦など、共演者は多岐にわたる。南西ドイツ放送交響楽団首席トロンボーン奏者である清水真弓氏を輩出している。桂冠指揮者に河地良智、正指揮者に大河内雅彦を迎えている。。 九大フィルハーモニーオーケストラ 九州大学を中心とした、福岡市内の学生によって構成される。1909年に九州大学の前身である、京都帝国大学福岡医科大学教授榊保三郎らがフィルハーモニー会として創立した。年二回行われる定期演奏会をメインの活動に据え、大学・幼稚園・小中学校をはじめ福岡市や企業からの依頼で演奏を行うなど、幅広く音楽活動を展開している。モーツァルトの交響曲第40番、ベートーヴェンの交響曲第1番、メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」などの日本初演を行った。 法政大学交響楽団 1921年に創立した。法政大学の学生に限らず他大も多く100人以上の団員がいる。活動は年2回の定期演奏会を中心に、依頼演奏、武道館での卒業式の演奏などを行っている。六大学オーケストラ連盟加盟団体でもある。
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