芸風・概説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 02:44 UTC 版)
「永野 (お笑い芸人)」の記事における「芸風・概説」の解説
「孤高のカルト芸人」と言われている。本人曰く「出どころは地底」。 シュールな芸風の一人コントが持ち味。かつては「浜辺で九州を一人で守る人」「前すいませんをやりすぎて、イワシになってしまった人」「事件の手掛かりとなるディスクを見せびらかすだけ見せて颯爽と立ち去る人」などと言ったネタや、『スパイダーマン』や、『13日の金曜日』のジェイソンなどの物真似を、「見たことないけど」と前置きした上で行うという芸があった。ネタのBGMとしてテクノミュージックを用いることが多い。 近年は「捧げる歌」のネタでの出演が多い。はじめに「本当に生意気ですが、◯◯に捧げる歌を作ってきました」と言ってポーズを取る。音楽が流れ始めると激しく腰を振るダンスをしながら、髪をかき上げたり客に手を振る(耳に残るメロディー、不気味なダンスとも言われる)。「◯◯より普通に△△が好き」「◯◯で△△をしてはいけない」などと叫び(例:「ゴッホ(ピカソ)より、普通に、ラッセンが好き」)、言い終わると音楽を止めさせ、同じことをもう一度言う。このネタを実際にクリスチャン・ラッセンの前で演じたともあり、ラッセン本人から感謝されたこともあった。 「霊界から聖徳太子を呼ぶ儀式」などの歴史ネタも持つ。 クマのお面を装着し観客の声援を受けて踊る「クマさん応援大会」は、子供の客が多いショッピングモールの営業では鉄板のネタとなっている。 新人時代から一貫して、「おそ松くん」のイヤミの「シェー」のポーズをネタ中に取り入れていた。そんな中2001年に、ある番組で「シェー2001連発」という企画に出演し、一般参加者と一緒にシェーのポーズをし続けていた所、「こんなことするために芸人になったんじゃない」と思って一升瓶の酒を1本空けて裸で踊り始め、ディレクターらに強制的に連れ出されて事務所もクビになりかけたという出来事もあった。 『日経エンタテインメント!』2017年7月号掲載のアンケート「嫌いな芸人ランキング」では全投票者の内25歳から34歳の男性の層に限定した場合の1位にランクイン。主な理由は「ネタがつまらないから」(92%)がトップ。しかし、もともとは斎藤工が彼の大ファンということでテレビでクローズアップされる機会が急増した経緯があるほか、このアンケートが開催されたのと近い時期にベッキーが「休業中に動画を何度も見て元気をもらった」と公言するなど、芸能界には根強いファンが多い。 映画評論も行ない、レギュラーの評論コーナーをラジオで持っている。
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