美空ひばりとの秘話とは? わかりやすく解説

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美空ひばりとの秘話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:32 UTC 版)

島倉千代子」の記事における「美空ひばりとの秘話」の解説

7歳時の怪我左手が不自由になって以来引きこもりがちとなった島倉には友達一人もいなかった。そんな彼女が夢中になったのが1歳年長美空ひばりである。アルバイトをしてはひばりのコンサートに行く、追っかけとなった1953年落選経て1954年憧れのひばりが所属するコロムビアレコードコンクール合格。しかし既に大スターだったひばりにはなかなか会えなかった。 1961年それまではひばりが不動の1位だった雑誌明星』のファン投票で島倉が1位となってからは、ますますひばりに会う機会失われていく。「ひばりさんが出る番組には島倉は出られない。という空気築かれていた」と島倉自身語っている。 周囲仲間たちがひばりと交友関係築いた後も、島倉はひばりとは歌番組などの仕事共演はしてもプライベートでは交流することはなかった。両者とも親しかった和田アキ子は島倉に「今度一緒にばりさん会おう」と誘ったが「恐れ多くて…」と遠慮していたという。 1984年2月2日長年憧れながらもひばりとの距離が縮められずにいた島倉に思わぬ出来事が起こる。コロムビアレコード主催で島倉のデビュー30周年記念パーティー今まで一度飛び入り出演したことがなかったひばりが島倉やコロムビアレコード役員関係者などに一切連絡もなく島倉に手渡す花束持参して一人パーティー会場突如やってきたのである驚き嬉しさ涙が止まらない島倉にひばりは「これからは人に騙されない人生送って欲しい。私は実印絶対離しません」と述べ会場笑いとっていた。 その頃、ひばりは自身深く理解してくれる家族相次いで亡くしており、今一番に自身理解できるのは妹分の島倉かもしれない考えていたという。2人には共通点多々あったからである。同学年若くしてスターになり、ファン塩酸かけられ負傷したひばりとファン投げたテープがあたり失明危機陥った島倉。離婚経験金銭トラブル家族の死、そして歌への熱意翌年3月3日毎年親し女友達だけを集め美空ひばり邸で行われるひな祭り」に島倉は初め参加するその時ひばりに頼んで書いて貰ったサイン色紙には「舞うも私と同じこの世にも生きてこそあれ歌ひとすじ一筋の道」という短歌書かれており島倉の宝物となった1987年夏、ひばりが病気福岡病院入院した直後に島倉が「面会謝絶重々承知の上で、ひばり姉さんに逢えなくても病室の前を一目見るだけでいいから直ぐにでも駆けつけたい。」とひばり本人コロムビアレコード役員など関係者直訴したところ直ぐ様お千代なら来てもいいわよ」とひばりが了解して見舞い訪れた。島倉本人は大変緊張しながら「ひばり姉さんを励ますつもり」で病室入ったら、病室のひばりが「お千代良く来たわね」と生来明るさで島倉を迎え、「お千代来てくれたから鍋焼きうどん(島倉の好物)の出前でも取って食べよう」と食欲がなかったのにも関わらず完食したそうで病人とは思えない元気さを島倉の前に見せた。そのひばりの姿に「私が励ますつもりで行ったのに、逆に私の方がひばり姉さんに励まされちゃって…… こっちの方が恐縮でした」と後にテレビインタビュー語っていた。 島倉が紅白出場辞退をした際、ひばりから「お千代、(辞退したことに)後悔ない? ここから見せどころよ」とアドバイス受けたという。 晩年闘病生活送ってたひばりどんなに親交の深い芸能界の友人親友などが見舞い訪れても、プライベートでも実妹のように大変可愛がっていた島倉ととんねるず以外の面会拒否していたとされる

※この「美空ひばりとの秘話」の解説は、「島倉千代子」の解説の一部です。
「美空ひばりとの秘話」を含む「島倉千代子」の記事については、「島倉千代子」の概要を参照ください。

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