置屋「吉乃家」関連
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「少年舞妓・千代菊がゆく!」の記事における「置屋「吉乃家」関連」の解説
岡村美希也(おかむらみきや) 聖ジョージ学院中等部に在学(2年生)している男子生徒で、囲碁部に所属している。 実家が置屋を経営しているため、花街特有の言葉を喋ったり「祇園小唄」のような舞を舞ったりもできる。女に生まれていたら舞妓になるだろうと小さいころから思っていた。父親は早くに亡くなっている。千代菊や同級生が美希也を呼ぶときはミキということがある。千代菊(ちよぎく) 美希也が舞妓となった時の源氏名。吉乃家の舞妓・珠菊が穴をあけたお座敷に代役として行くことになった。当初一夜限りの舞妓となる予定であったが、楡崎慎一郎の強引なアプローチもあり、声変わりするまでという条件で舞妓を続けている。 美希也の従姉弟ということになっている。はじめは店出し前の舞妓でやめるつもりであったがやめる時期を失しているうちに、楡崎、三木本、一越やお茶屋組合長、置屋組合長の強い要請をうけ、店出しをすることになる。 岡村花枝(おかむらはなえ) 美希也の母親で吉乃家の女将。浜松出身で結婚により祇園にくることになった。舞妓・芸妓を経験せず女将になることは珍しいが良い人柄で裏表のないまっすぐな性格であったことから置屋を続けることができている。三味線や唄なども女将になることになってから稽古したが今ではひとかどのものになっている。美希也がピンチヒッタの舞妓になることを最初は躊躇していたが、当夜の御座敷にアナをあけるわけに行かず美希也が店出し前の舞妓・千代菊として御座敷にでることを承知する。楡崎慎一郎のファンである。 宮坂宏章(みやさかひろあき) 京都大学の大学院生で専門はギリシャ哲学。26歳。吉乃家に下宿している美希也の従兄である。大学院に通うかたわら夜は祇園縄手通りのシャレードというパブのマスターであり、宏章目当ての舞妓・芸妓がやってくる。はじめて美希也が舞妓になったときから着付けを担当しており、途中から男衆として吉乃家の他の芸舞妓さんの着付けも行う。少年舞妓の秘密を守るための役割を担っている。 森匡(もりまさし) 祇園の美容師。千代菊の秘密を知る髪結いさん。千代菊はいつも森匡の居間で髪を結ってもらう。宏章の友達でもある。 珠菊(たまぎく) 祇園の宵祭りの日に失踪した売れっ子の舞妓。珠菊のアナをうめるために千代菊が誕生する。失踪後も吉乃家では病気療養中ということで籍をのこして置いたので戻ってくることができた。男と駆け落ちをしたと思われていたが事実は兄の借金の返済のために働かされていた。「神様のおりてくる日」で再登場。 水城亜紀(みずしろあき) 東京の舞妓志望の中学生。楡崎の伯母の知り合いの孫娘で卒業後吉乃家で仕込み見習いの舞妓となる。仕込みとなった時点ですでに三味線などはかなりの稽古をしており千代菊より上手である。楡崎ファンで問題もおこす。「二都物語」初登場。
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