綿貫建設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 05:36 UTC 版)
「青い鳥 (テレビドラマ)」の記事における「綿貫建設」の解説
綿貫 広務(わたぬき ひろむ)〈35 → 45〉 演 - 佐野史郎 綿貫純一朗の一人息子。父の用意したレールに乗り、綿貫建設の専務に就き、清澄市長選への立候補を控えている。東京の二流大学卒業後、綿貫建設に入社し、東京支社勤務時に出会ったかほりに心底惚れ、澤田と一騎討ちをする。澤田が手切れ金3000万円の支払いでかほりを渡すと取引を持ちかけたことから、父に土下座して金を借りて救い出し、自分の実家に連れて来る。しかし理森と出奔した彼女を狂ったように捜しまわる。冷徹な父親に厳しく育てられ、小学生の頃は東京の親戚に預けられていた事、中学の同級生で唯一の友人であった理森の兄・柴田敬文へのコンプレックス、10年前の母の病死などの影響で、性格にやや屈折した面が見受けられる。しかし敬文に仲間達とカヤックでの渓流下りを薦めて事故死を引き起こさせた自責の念から、彼の墓参りは欠かした事がない。 理森がかほりを殺したと偽証を警察や公判時に述べて濡れ衣を着せ、父も没した2年後に悲劇の主人公を装い同情票を集め清澄市長に初当選する。しかし4年後の選挙では家出に過ぎなかった詩織と逃避行した理森を未成年者略取及び誘拐罪で指名手配させた事が表沙汰になり敗北し失脚。誘拐は無実だったと警察へ前言撤回するなど改心を見せる。理森の出所後、市長選に再出馬する。 綿貫 純一朗(わたぬき じゅんいちろう)〈65〉 演 - 仲谷昇 中堅ゼネコン・綿貫建設の創業者社長(元を正せば、土建屋からの叩き上げの成り上がり者)で東京の政財界とパイプを持つ地元の有力者。モデルとしては大八廻りを短縮する形で掘られた塩嶺トンネルを掘らせた地元の政治家、というあたりの設定である(詩織の小学校にある図書館「綿貫文庫」にその辺を綴った著書があるという)。息子の広務を清澄市長にしリゾート計画を推進する。広務の母親である亡妻と政略結婚をするが、妻の実家の力が当てにならないと知ると、冷淡な態度で接する様になり、臨終の時も、政治家とのゴルフに興じていた様子(この事で広務から反感を抱かれる)。広務がかほりの前夫に渡した手切れ金を裏金から融資したことで、かほりを「高いオモチャ」、広務を「貧乏暇なし」と嫌味を言い切る。しかし誌織には僅かではあるが、優しい面を見せる事もあった。かほりの死の直後、他界した様子。 若槻 真一(わかつき しんいち)〈38〉 演 - 浅野和之 綿貫建設の社員で広務の私兵的存在。彼の命令で理森とかほりの捜索を行う。広務の暴走を食い止められなかった。 原田 靖夫(はらだやすお)〈34〉 演 - 宇梶剛士 綿貫建設社員であり、若槻の直属の部下。捜索の為に聞き込みや内偵やスパイ狩りを行う。怒り狂った広務とともに家のなかを滅茶苦茶に壊して暴れたりもする。
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