第2次ボーア戦争に従軍とは? わかりやすく解説

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第2次ボーア戦争に従軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 10:08 UTC 版)

ウィンストン・チャーチル」の記事における「第2次ボーア戦争に従軍」の解説

南アフリカボーア人国家トランスヴァール共和国オレンジ自由国併合せんと目論むソールズベリー侯爵内閣ジョゼフ・チェンバレン植民地大臣ボーア人挑発続け1899年10月第2次ボーア戦争勃発したチャーチルは再び『モーニング・ポスト』紙の特派員となり、今回民間ジャーナリストとして戦地赴いた戦闘発生しているナタール植民地向かい11月15日には装甲列車乗せてもらったが、この列車途中ボーア人攻撃受けて脱線しチャーチル含めて乗っていた者らのほとんどが捕虜になった。この時チャーチル捕らえたボーア人農民は後に南アフリカ共和国初代大統領ルイス・ボータとしてチャーチル再会することになる。トランスヴァール首都プレトリア捕虜収容所収容された。チャーチル民間人だからすぐに釈放される思っていたが、英字新聞が「『チャーチル中尉』の勇気ある行動」を称える記事載せたせいで、釈放されるどころか、下手をすれば民間人偽装したとして戦争法規違反銃殺され可能性出てきた。チャーチル12月12日夜中便所の窓から抜け出して収容所脱走した。元イギリス人帰化トランスヴァール人の炭鉱技師数日間匿ってもらった後、貨車乗ってポルトガル領モザンビークロレンソ・マルケスイギリス領事館にたどりついた。 この間新聞報道などで「チャーチル捕虜収容所脱走したが、再逮捕されて銃殺された」という噂が流れていたため、チャーチル生存判明したことへの反響大きかったこの頃戦況はレッドヴァース・ブラー将軍率いイギリス軍全滅したり、各地イギリス軍包囲されたり、イギリス軍劣勢であった。そのためチャーチルのこの脱走劇は戦意高揚のいい英雄譚となったこの後チャーチルブラー将軍おかげでケープ植民地新編成された南アフリカ軽騎兵連隊中尉階級のまま再入隊できた。レディスミス包囲されるイギリス軍救援作戦参加し、ついでフレデリック・ロバーツ卿の指揮下でヨハネスブルクプレトリアへの侵攻作戦従軍した1900年6月5日プレトリア占領の際にはチャーチル真っ先自分収容されていた捕虜収容所向かい、そこにイギリス国旗掲げて復讐果たした国土占領されてもボーア人屈することはなく、ボーア戦争ゲリラ戦争化していくのだが、チャーチルプレトリア占領とともにイギリスへ引き上げた帰国後ただちにボーア戦争に関するロンドンからレディスミスへ(英語版)』と『ハミルトン将軍行進英語版)』の2作を著した

※この「第2次ボーア戦争に従軍」の解説は、「ウィンストン・チャーチル」の解説の一部です。
「第2次ボーア戦争に従軍」を含む「ウィンストン・チャーチル」の記事については、「ウィンストン・チャーチル」の概要を参照ください。

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