第三期工事
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2015年9月29日、C大阪は長居球技場の育成型複合スタジアム化改修計画「セレッソの森スタジアム構想」を発表する。具体的には、以下の大規模改修を実施し、スタジアムの規格をJリーグクラブライセンス制度におけるスタジアム基準を満たすものに拡張改修するというもので、完成後は本拠地を長居球技場に完全移行する方針と報じられている。 既存建築物を最大活用した継続的な改修を行うべく、従来のメインスタンドはほぼそのまま活用し、北サイドスタンドの拡張を実施。バックスタンド・南サイドスタンドは全面改築(改築後のバックスタンド側を新たなメインスタンドとし、南サイドスタンドをホーム側に入れ替え)とし、併せて屋根を新設。また、スタンド外壁の緑化と国産木材の使用を想定。 「日本一の親近感」を目指し、敷地の狭さ(バックスタンド後方にJR阪和線の高架線が通過するため拡張用地が取れない)を逆手に取り、バックスタンドを三層化した上で角度をつけて臨場感を追求。 「地域のための都市型スタジアム」をめざし、防災拠点としても活用できる改修を実施。 以上の改修により、収容人員40,000人規模のスタジアムを目指すという。2018年シーズンオフからの着工で総工費は約50億円を見込み、費用は補助金を活用するほか、クラウドファンディングやふるさと納税などを活用した寄付を募る形を想定した。 2017年3月15日に「桜スタジアム建設募金団体」を設立し、「セレッソの森スタジアム構想」改め「桜スタジアムプロジェクト」として66億円を目標に募金活動を始めることを発表した。「桜スタジアム」は現在の1万8007人から25,000人収容のサッカー・アメフト・ラグビー専用スタジアムで2021年の完成を目指す。 2018年10月5日、第三期改修工事の最終イメージパースが公表された。当初の構想時点よりいくつかの変更点が加えられている。 近隣への騒音問題から、ホームとアウェイの入れ替えを取りやめ、当初そのまま活用する予定としていた北側サイドスタンドを増席して屋根を設置し、南側サイドスタンドは増席はするものの、大型映像装置を含めて基本的に現状のまま屋根なしとする。 当初はAFCチャンピオンズリーグ (ACL) 規格への対応を想定していなかったが、ACL規格適合を考慮し、現在立見席の両サイドスタンドに座席を設置。 これらの措置により収容人員規模が縮小され、改修後の収容人数は約25,000人となる。翌2019年2月より工事着工、2021年4月1日に竣工式を行った。 セレッソ大阪の試合としては2021年6月9日開催の天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会2回戦・ガイナーレ鳥取戦でこけら落としとなった。 J1リーグにおいては2021年1月22日に発表された2021年シーズンの当初の日程で、同年6月19日のJ1第18節・徳島ヴォルティス戦で完成後初の公式戦となる予定であったが、同年3月31日に発表された試合日程変更により、同年7月17日のJ1第20節・ヴィッセル神戸戦が完成後初のJ1公式戦となった。
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