石造建築物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 08:53 UTC 版)
石造建築物 -(特定未確認):理論上、石器時代に属する原始的な石造建築物遺跡がそれに当たる。 最古の3階建ての建物 - エリコの塔エリコの町(パレスチナにある集落遺跡)のうち、紀元前9000年頃(ナトゥフ期初頭)に形成された遺跡に見出される石造建築物。 建物利用が続く石造建築物 - ローマのパンテオン(その2代目)か帝政ローマ時代初期に当たる紀元前25年、ローマにて創建されたが、初代は間も無くして焼失し、128年に再建されたもの(■右の画像参照)が現存する。再建以来、途切れなく建物利用が続いている石造建築物(同時に、建物)として世界最古か。当初は万神殿(パンテオン)、のちにカトリックの教会堂に改装されて今に至る。 階段ピラミッド - ジェセル王のピラミッド(別名:サッカラのピラミッド)古代エジプト第3王朝時代のサッカラにてジェセル王治世下で紀元前27世紀半ばに建造された(■右列の画像参照)。現存最古の階段ピラミッドであり、かつ、史上初・現存最古のピラミッドでもある。ジッグラト - ウルのジッグラトシュメールの都市国家ウル(現在、イラクのナーシリーヤ近郊にあるウル遺跡内)で紀元前20世紀前後に建造されたジッグラト(メソポタミアの階段ピラミッド)。現在知られているものは、以前からあったものの再建にウル第三王朝初代王ウル・ナンムが着手し、第2代シュルギ王の時(紀元前2090年代半ば)に完成したものとされる。 ピラミッド - ジェセル王のピラミッド(サッカラのピラミッド):上述を参照のこと。 スフィンクス(ギザの大スフィンクス) - 世界最大にして最古の石像(石製建築物)。 石造ドーム建築物 - 蜂窩状墳墓紀元前1500年頃からミケーネ文明で多く見られるようになる擬似アーチ(持送りアーチ)形状の天井を持つ墳墓が、既知で最古の明確な蜂窩状墳墓であり、したがって、史上初で現存最古の明確な石造ドーム建築物である可能性が高い(■右列の画像参照)。 天井を備えた自立型建築物 -(参考)ハトホル神殿紀元前1世紀頃、古代エジプトのデンデラに創建される。完全な天井のある自立型の建築物として最古か。現存する最も保存状態の良いエジプト神殿。現在はローマのパンテオンのように建物としては利用されておらず、遺跡である。 仏教の石造建築物 - サーンチーのストゥーパ紀元前3世紀半ば、アショーカ王による建立。■右列の画像参照。 利用中のキリスト教の石造建築物 - 降誕教会5世紀頃、パレスチナのベツレヘムに建造された。今も使われているキリスト教会堂として世界最古の一つ。 イスラム教の石造建築物 -(未編集)
※この「石造建築物」の解説は、「世界最古の一覧」の解説の一部です。
「石造建築物」を含む「世界最古の一覧」の記事については、「世界最古の一覧」の概要を参照ください。
「石造建築物」の例文・使い方・用例・文例
- 石造建築物のページへのリンク