盛岡・仙台・郡山の3都市圏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 16:22 UTC 版)
「東北地方の経済史」の記事における「盛岡・仙台・郡山の3都市圏」の解説
以下は主要駅間の路線距離の概数。東北地方の諸都市の間隔に近い太平洋ベルトの都市を示す。 東京 <255km> 浜松 <110km> 名古屋 <190km> 大阪 <185km> 岡山 東京 <225km> 郡山 <125km> 仙台 <185km> 盛岡 <195km> 青森 大阪 <240km> 福山 <105km> 広島 <195km> 下関 <205km> 熊本 1982年に大宮~盛岡間で開通した東北新幹線は、新幹線駅のある都市とない都市との間に格差を生じさせた。1990年代には、東北道(南北軸)と交差し、東西軸となり得る幾つかの高速道路が開通した。 東北地方の上位の都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷 ※北東北の都市圏は、字の色が緑色。 ※新幹線の駅が設置された都市圏は斜体。 #1980年新1990年新1995年新2000年新1 仙台都市圏124万8616人 東北新幹線開業 82年大宮駅 85年上野駅 91年東京駅 仙台都市圏139万5486人 92年 山形新幹線開業 仙台都市圏149万2610人 97年 秋田新幹線開業 仙台都市圏155万5691人 02年 東北新幹線八戸駅延伸 2 山形都市圏41万5965人 郡山都市圏49万3891人 郡山都市圏52万1116人 郡山都市圏53万7493人 3 秋田都市圏38万4718人 秋田都市圏43万5144人 山形都市圏46万4103人 山形都市圏47万5546人 4 盛岡都市圏38万2706人 山形都市圏43万2463人 盛岡都市圏46万1605人 盛岡都市圏47万5541人 5 いわき都市圏34万7408人 盛岡都市圏41万8459人 秋田都市圏45万0274人 秋田都市圏45万2316人 6 福島都市圏34万3063人 福島都市圏40万4636人 福島都市圏41万0964人 福島都市圏41万2353人 7 郡山都市圏34万1004人 いわき都市圏36万1286人 いわき都市圏36万6207人 いわき都市圏36万5864人 8 青森都市圏33万6677人 青森都市圏33万2838人 青森都市圏33万7827人 青森都市圏34万0558人 9 八戸都市圏33万1608人 八戸都市圏33万2275人 八戸都市圏33万3129人 八戸都市圏33万2242人 10 弘前都市圏27万8234人 弘前都市圏27万2460人 弘前都市圏32万9279人 弘前都市圏32万6102人 11 会津若松都市圏19万7672人 石巻都市圏21万1991人 石巻都市圏21万1124人 北上都市圏22万0258人 仙台都市圏では、JR仙山線と国道48号(関山トンネル)という連絡経路しかなかった山形市(村山地方)との間で、1981年に国道286号の笹谷トンネルが開通し、1990年代を通して建設された山形道(村田JCTで東北道と接続)によって両市間の時間距離は半分以下にまで短縮された。これにより、仙台と山形との交流が容易になった。 なお、1992年に開通した山形新幹線は、山形県内奥羽山脈西側盆地群を繋ぐ南北軸であったため、東北地方内の東西連携には寄与していない。 ※仙台駅からの距離(色わけは仙台からほぼ同じ距離の駅。単位:km) 宇都宮 <75> 白河 <40> 郡山 <45> 福島 <80> 仙台 <95> 一関 <40> 北上 <50> 盛岡 <95> 八戸 <95> 青森 郡山都市圏では、太平洋側(いわき市)と日本海側(新潟市)を結ぶ磐越道が1997年に開通し、郡山には東北道とのジャンクションが設けられた。 盛岡都市圏では、1997年に秋田新幹線が開通し、2002年には東北新幹線が八戸駅まで延伸された。盛岡市は、青森市と仙台市のちょうど中間にあり、ミニ新幹線である秋田新幹線(秋田駅~盛岡駅:127 km、90分。盛岡駅~仙台駅:184 km、44分)と東北新幹線の結節点でもある。
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