画家活動への転身
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2005年に友人の美容室の壁画を描いている様子をSNSに日記で紹介したところ、三重県からも壁画の依頼が来る。役者の仕事より、絵の依頼のほうが増えてゆき、事務所を解約。フリーのアーティストとして、活動を始める。以後、友人とクラブイベントを行い、歌、ダンス、絵画とあらゆる表現方法を模索してゆく。そんな中、長野県の野外イベント「UEDA JOINT」にライブペインターとして出演。今まで培って来たパフォーマンススキルと大学で学んだ絵のスキルを合わせて表現出来るライブペイントはこずえのワークスタイルの中心となる。 そして、もう一つ、こずえのワークスタイルには壁画制作がある。レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」をミラノで見た時、作家と観衆の時代を超えての会話の実現を体感。こずえは壁画を「わがままな絵画」と呼んでいる。自分は動かず、見る者に来てもらう。その過程に生まれる、費用、時間、異文化もすべて作品を楽しむ一つの要素だと考えている。西広島の橋脚に作成した16メートルの巨大壁画は、2008年広島街づくりデザイン賞アート・サイン部門を受賞した。 イベントやクラブで絵画制作の最初から完成までの過程を披露するパフォーマンスは日本国内のみならずカンボジア、ドイツでも高い評価を受けている。近年はアニメーション制作も手がけ、2009年の作品「スイパスズイラプサ」はNHKデジタルスタジアムでベストセレクションに選ばれる。同年、世界卓球CMコンペで「卓子ちゃんの休日」がグランプリに選ばれ、2010年にはNHK高知よりNHK大河ドラマ「龍馬伝」の若手クリエーターによるアニメCMの制作企画「発進、龍馬伝」に参加。
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