甲府武蔵野シネマ・ファイブ
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「甲府ワシントンホテルプラザ」の記事における「甲府武蔵野シネマ・ファイブ」の解説
再開発以前からの地権者の1社である武蔵野興業が経営していたシネマコンプレックス(5スクリーン、715席)。同社はワシントンホテルプラザと資本関係が一切存在しない。劇場はホテルと入口が異なっており、やまなし映画祭の会場としても使用された。 前身は1954年に開館し、同社の子会社である甲府武蔵野映劇(株)が所有・経営していた甲府武蔵野館(200席)/甲府ピカデリー(300席)である。同劇場は再開発にあわせ1996年10月に閉館、解体された。なお、同劇場の一時代替館として甲府シネマカリテ1・2(100席/80席)が1996年9月末に開館し、甲府武蔵野シネマ・ファイブの開館後も営業していたが2001年に閉館している。 甲府武蔵野シネマ・ファイブはホテルの開業とほぼ同時に県内初のシネマコンプレックスとして開館した。商圏人口が30万人程度と想定されていたため、絶対的な優位性が念頭に置かれ設備が導入された。その甲斐もありピークの2004年には年間動員数16万人を数えたが、2010年には7万人まで落ち込み、同年3月期決算では2380万円の赤字となった。2011年3月17日にTOHOシネマズ甲府が開館(旧グランパーク東宝8が移転改称)することもあり、同年3月31日をもって休館した。同社は動員の低迷理由として、個人消費の低迷や競合館の増加を挙げている(県内のシネコンはTOHOシネマズ甲府のみで、県外は近くても多摩地域、相模原エリア(休館開始した日当時、後に静岡県富士宮市のイオンモール富士宮にイオンシネマが開業))。なお、映画館は同ホテル施設にすら改装転用されておらず、2018年4月現在も入口は閉鎖されたままである。閉館ではない為、再開するしないも発表されていない。このため県庁所在地唯一でシネコンがない。(TOHOシネマズ甲府の所在地は昭和町である。近隣のシアターセントラルBe館(営業中)は2スクリーンであり、シネコンには分類されていない。) スクリーン名定員(座席)数音響方式スクリーン1 132席 SRD、DTS スクリーン2 132席 SRD、DTS スクリーン3 238席 SRD-EX、SRD、DTS、SDDS スクリーン4 81席 SRD、DTS スクリーン5 132席 SRD、DTS
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