理解を助ける作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 00:07 UTC 版)
「解離性同一性障害」の記事における「理解を助ける作品」の解説
ここではDIDに関わる精神科医らが肯定的に取り上げているドキュメンタリーや作品をあげる。専門書も含めてこれらを患者本人や家族など周囲の者が読んで理解を深めることは、有益な側面もあると考える治療者もいる。 一方で、治療者の中には患者本人がこういう作品を読むことはあまり良い結果をもたらさないという意見もある。DID患者は没入傾向が強く、影響をうけて解離症状が顕在化、ないしは増悪する場合があるからという理由である。 なお、『ジキル博士とハイド氏』は二重人格の代名詞にまでなっているが、そのモデルは昼間は実業家で夜間に盗賊として盗みを働き、スコットランド税務局の襲撃計画が露見して1788年に処刑された人間であり別物である。映画『サイコ』や、ゲームや漫画にも「多重人格」が登場するが、それは実際のDIDとは全くの別物である。 『イブの三つの顔』 監督:ナナリー・ジョンソン (20世紀フォックス、1957年)『私という他人―多重人格の病理』を原案とする映画。 クリス・コスナー・サイズモア 『私はイヴ―ある多重人格者の自伝』 (上記の映画『イブの三つの顔』のモデルとなった女性の著書) シュライバーの『シビル』を原作とするテレビ映画:『Sybil』(サリー・フィールド主演:1976年)、1977年にエミー賞受賞。 ダニエル・キイス 『24人のビリー・ミリガン―ある多重人格者』 (早川書房 1992年、文庫1999年) ダニエル・キイス 『ビリー・ミリガンと23の棺(上下)』(早川書房 文庫:1999年) ジェームス三木『存在の深き眠り』 (NHKライブラリー 1997年) ロバート・オクスナム 『多重人格者の日記-克服の記録』
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