理藩院の法典による「外藩蒙古」の分類とは? わかりやすく解説

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理藩院(理藩部)の法典による「外藩蒙古」の分類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/06 00:28 UTC 版)

外藩蒙古」の記事における「理藩院理藩部)の法典による「外藩蒙古」の分類」の解説

外藩蒙古法制上さらに「内ジャサク六盟四十九旗」と「外ジャサク四部落等処一百五十旗」とに大別される。 内ジャサク(dorgi Jasak、内扎薩克)に分類される諸侯ダイチン国(清朝)の建国初期17世紀初頭-1636年)に服属したものたちで、その分布は西は現在のフフホト市から東はヒンガン盟にいたる、今日内蒙古自治区中央部占める。 「外ジャサク四部落等処」に分類されるのは1693年以降清朝服属した諸侯で、今日内モンゴル自治区東部フルンボイル市)や西部アルシャー盟)、現モンゴル国、現新疆青海などに居住した諸侯をさす。 清朝における「藩部」の法典のうち、最後に編纂された『欽定理藩部則例』(1908)は、外藩蒙古を「内ジャサク六盟四十九旗」と「外ジャサク四部落等処一百五十旗」に2分している。その詳細以下のとおり。 「内ジャサク六盟四十九旗」 ジェリム盟哲里木盟)十旗 ジョソト盟(卓索図盟)五旗 ジョーオダ盟(昭烏達盟)十一シリンゴル盟錫林郭勒盟)十旗 ウランチャブ盟(烏蘭察布盟)六旗 イフ・ジョー盟(伊克昭盟)七旗 「外ジャサク四部落等処一百五十旗」 喀爾喀汗山盟圖什業圖汗部落二十旗 (現モンゴル国所属) 喀爾喀倫巴爾城盟車臣汗部落二十三旗 (現モンゴル国所属) 喀爾喀扎克河源畢都哩雅諾爾盟扎薩克圖汗部落十九旗 (現モンゴル国所属) 喀爾喀齊齊爾哩克盟三音彦部落汗二十四旗 (現モンゴル国所属) 駐箚西寧事大所屬二十九旗 (現中国青海省所属) ホブド科布多)参賛大臣所屬十九旗 (現モンゴル国所属) イリ(伊犁)将軍所屬十三旗 (現中国新疆ウイグル自治区所属) 陝甘総督所屬額濟納舊土爾扈特扎薩克多羅貝勒一旗 (現中国内モンゴル自治区所属) 駐箚寧夏理事司員所屬阿拉善霍碩特扎薩克和碩親王一旗 (現中国内モンゴル自治区所属) 黒龍江将軍所屬伊柯明安額嚕特扎薩克頭等台吉一旗 (現中国内モンゴル自治区所属) に区分している。 以上のほかにも清朝臣従したモンゴル系集団としては、青海地方玉樹四十族の一部には青海トゥメト部末裔があり、ダンラ山脈はさんで玉樹四十族の南方にはモンゴル系ホル三十九族ダム草原にはオイラト系の達木蒙古分布するが、これらの集団首長達は外藩蒙古には含まれない

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