獄内のフロア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 05:56 UTC 版)
地上1階 地獄のぬるま湯 インペルダウンに送られた囚人が最初に受ける、殺菌消毒を兼ねた拷問であり「洗礼」。着ている衣服を全て脱いだ後、温度100℃の煮え滾る熱湯の中に突き落とされる。 地下1階 「LEVEL1」“紅蓮地獄” 刃物の様に切れ味鋭い葉を持つ木「剣樹(けんじゅ)」と、踏めば針の様に突き刺さる草「針々草(はりばりそう)」で構成された森があるフロア。 囚人達は、獄卒達や足元に放たれた毒蜘蛛から森の中を逃げ回るうちに、葉に切られ針に刺さり、体中血まみれになり苦しむ。その為、森全体が囚人達の血で真っ赤に染まっている。 地下2階 「LEVEL2」“猛獣地獄” 一般には存在しない凶暴な怪物達が放し飼いにされているフロア。囚人達はいつ怪物の餌にされるか分からない恐怖に苛まれる。 地下3階 「LEVEL3」“飢餓地獄” 水も食料も殆ど与えられない責め苦が与えられるフロア。かつて5千万ベリー以上の懸賞金をかけられていた犯罪者達が主に収監されている。 囚人達は下のフロアから立ち上る熱気で皮膚がカラカラに干乾び、筋肉は無くなりガリガリに痩せこけ、半死半生の状態にある。 地下4階 「LEVEL4」“焦熱地獄” 超巨大な鉄釜の中に全体が入っているフロア。煮えたぎる血の池と燃え盛る火の海があり、呼吸するだけで肺が熱くなる程の熱気で充満している。 看守室や調理場、署長室など職員用のスペースもこのフロアにあり、防熱壁に守られている。 地下5階 「LEVEL5」“極寒地獄” 雪と氷に覆われたフロア。懸賞金額1億ベリーの大台を超える犯罪者達が主に収監されている。 囚人達は防寒着も無いため、凍傷で指が落ちたり凍死してしまう者もいる。極寒の為、監視用の電伝虫も設置されていない。牢屋の外には凶暴な軍隊ウルフが放し飼いにされている。軍隊ウルフの巣がある牢獄内の林に、ニューカマーランドに繋がる秘密の抜け穴がある。 「LEVEL5.5番地」“ニューカマーランド” 「LEVEL5」と「LEVEL6」の中間に存在する、囚人たちの秘密の楽園。100年以上前に幽閉されていた穴掘りの能力者モーリーが獄内に空間を作り、エンポリオ・イワンコフがニューカマーランドを作り上げた。 インペルダウンの様々な場所に入り口が存在しており、看守たちはその存在に全く気付いていないため、囚人が突然消えることを「鬼の袖引き」と呼んでいる。 オカマ王イワンコフが仕切っている影響で、ここにたどり着いた迷える囚人は一人残らず性別を超えた新人類(ニューカマー)に変貌している。飲食物や衣類、新聞などの物資は、囚人達の私物の保管場所や看守室から盗んで調達しており、何も不自由は無い。さらに映像電伝虫もいるため獄内の情報も得ている。 後にエース救出のためインペルダウンに侵入したルフィに住人総出で力を貸し、ルフィと共に脱獄した。2年後の新世界編ではMr.2・ボン・クレーが新女王となっている。 地下6階「LEVEL6」“無限地獄” その多くが過去に起こした事件が残虐の度を超えた者、政府に不都合な事件を起こした事により政府から存在をもみ消された終身囚・死刑囚が幽閉されるフロア。超大物や伝説級の危険人物が幽閉されているため、存在は秘匿されている。 このフロアではLEVEL1~5とは異なり、監獄が苛酷な環境下に置かれているわけでも、拷問が行われるわけでもなく、囚人達には「無限の退屈」が与えられる。 黒ひげによって囚人達が殺し合いをさせられ、生き残った者が脱走を図ったため、甚大な被害を被った。しかし、その事実は世界政府の命令で隠蔽された。
※この「獄内のフロア」の解説は、「インペルダウン」の解説の一部です。
「獄内のフロア」を含む「インペルダウン」の記事については、「インペルダウン」の概要を参照ください。
- 獄内のフロアのページへのリンク