陸軍特別幹部候補生
(特別幹部候補生 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 01:46 UTC 版)
陸軍特别幹部候補生(りくぐんとくべつかんぶこうほせい)は太平洋戦争(大東亜戦争)末期の日本で15歳以上20歳未満の男子志願者から選抜され、陸軍の短期現役下士官となる教育を受ける者。1943年(昭和18年)12月に制定され、戦争終結まで存在した。特幹と略称される場合がある。
- ^ 「公文類聚・第六十七編・昭和十八年・第五十八巻・官職五十二・任免二(内閣・内務省・大蔵省~庁府県)」 アジア歴史資料センター Ref.A03010103900
- ^ 「御署名原本・昭和十八年・勅令第九二二号・陸軍現役下士官補充及服役臨時特例(国立公文書館)」 アジア歴史資料センター Ref.A03022881500
- ^ 『官報』第5078号 1943年12月15日。
- ^ 『陸軍航空士官学校』p. 57
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』p. 43
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』pp. 44, 175-176
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』p. 43
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』pp. 41-42
- ^ 「昭和19年 「陸普綴 陸軍被服」(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C01007589100
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』p. 42
- ^ 各兵種とも原文ママ。
- ^ 「昭和19年 「陸普綴 盟第7205部隊」(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C01007601200
- ^ 「昭和20年「陸普綴 臣第29684部隊 新潟隊」(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C01007605400
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』pp. 44-45
- ^ 「昭和19年 「陸普綴 陸軍被服」(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C01007596000
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』pp. 46-47
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』p. 47
- ^ 『官報』第5078号 1943年12月15日
- ^ 「当分ノ内陸軍現役下士官ハ特別幹部候補生ニシテ概ネ一年六月在營シ陸軍大臣ノ定ムル課程ヲ修了シタルモノヲ以テ之ヲ補充スルコトヲ得」
- ^ 現役延長を志願しない者は予備役に編入し臨時召集となるため、引き続き勤務することに変わりはなかった。「陸密綴昭和20年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C01007860300
- ^ 「陸密綴昭和20年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C01007861200
- ^ 「陸密綴昭和20年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C01007858700
- ^ 「陸密綴 昭和20年(防衛省防衛研究所)」 アジア歴史資料センター Ref.C12120516000
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』pp. 47-49
- ^ 『誰も書かなかった日本陸軍』p. 235
- ^ 「御署名原本・昭和十八年・勅令第六二五号・大東亜戦争陸軍給与令(国立公文書館)」 アジア歴史資料センター Ref.A03022851800
- ^ 1938年(昭和13年)改正以後の条件。
- ^ 『陸軍航空整備兵物語』p. 13
- 1 陸軍特別幹部候補生とは
- 2 陸軍特別幹部候補生の概要
- 3 関連項目
特別幹部候補生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/02 04:48 UTC 版)
「幹部候補生 (日本軍)」の記事における「特別幹部候補生」の解説
詳細は「陸軍特別幹部候補生」を参照 1943年(昭和18年)12月に臨時特例として定められ、15歳以上20歳未満の志願者の中から短期現役下士官となる教育を受ける者が特別幹部候補生である。場合により特幹と略された。太平洋戦争後半に航空、船舶、通信など特殊な技能教育が必要な兵種に限定して、中学校3年修了程度の学識を持つ少年のうち試験合格者を採用し比較的短期間の教育で下士官に任官させた。現役の下士官を補充する点、学歴の条件が一切ないこと、設定された制限年齢などが幹部候補生(乙種幹部候補生)、あるいは特別甲種幹部候補生とは異なっていた。「特別乙種幹部候補生」という名称ではないことに注意。
※この「特別幹部候補生」の解説は、「幹部候補生 (日本軍)」の解説の一部です。
「特別幹部候補生」を含む「幹部候補生 (日本軍)」の記事については、「幹部候補生 (日本軍)」の概要を参照ください。
- 特別幹部候補生のページへのリンク