特刑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/13 18:30 UTC 版)
「DOLLS (漫画)」の記事における「特刑」の解説
正式名称は特別死刑執行刑務官部隊。法務省に所属し、"Rot法"による死刑囚の身柄確保と刑の執行を担う刑務官からなる部隊。刑務官は凶悪犯を相手に任務を遂行するため高度な戦闘訓練を受け、殺傷能力の高い武器(通常は公式銃のコルトガバメントのほか、得意な武器1点まで)の携帯を許可されている。死刑執行の際は網膜や骨格による厳密な本人確認が義務付けられているが、刑の執行を妨げたり、自らの身体生命に危険を及ぼすなどの正当な理由があれば、死刑囚以外の人間の攻撃や殺害も認められている。ただし、それ以外で犯歴や裁判歴のない一般国民を殺せば規律違反として処分の対象になる。 一部隊3名、全47部隊が7つのセクターに分かれて任務を行っており、各部隊に振られた番号がそのまま隊と所属する刑務官個人の序列を示す。完全実力主義で、結果を出せば年齢も性別も関係なく上に行けるが、適格者がいなければ欠員が出ても補わない(このため上位部隊ほど欠員の補充が難しい傾向にある)。部隊番号やメンバーは年1回の選抜会や任務遂行率などによって常に入れ替わっているが、上位3部隊はここ数年、メンバーを含め不動を貫く。特に第一部隊は史上最長の5年間メンバーチェンジがなく、その間の任務遂行率は100%で、刑務官の間では在任中にもかかわらず「伝説の第一部隊」と呼ばれる。 各部隊には隊長がおかれ、隊の指揮や"OPI"の認定などの権限が与えられている。そして全隊員の中で最も実力のある者(すなわち第一部隊の隊長)が、特刑47部隊を束ねる総隊長として、他の隊長以上の特権を持つ。総隊長に次ぐ実力者は副隊長として補佐にあたる。このトップ2が、他の刑務官たちの精神的な拠り所となっている。 任務中は「ドクロに羽根」の記章が付いたトレンチコートのような制服と制帽、「特刑」と大きく染め抜かれた赤い腕章を着用し、かなり目立つ。部隊編成やある程度の任務内容(担当する死刑囚など)も公表されている一方、刑務官個人の情報は顔や名前を含めて一切伏せられている(任務のためか、刑務官の安全のためかは不明。ただし、死刑囚の被害者遺族などには顔を出して対応している模様)。刑務官は人目の多い場所ではマスクで顔の大部分を覆い隠し、警察手帳のような身分証も持たない。すなわち制服と、部隊番号を記した襟元のバッジが身分証代わり。バッジには発信機が付き、任務中の刑務官の所在を常に把握できるようになっている。 緊急の場合に備え、特刑刑務官の自宅にはカメラが設置され「目の部屋」と呼ばれる監視室が24時間体制で監視、ホットラインで連絡できるようになっている。身体が資本なので、喫煙は禁止。
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