洞統
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/01 04:07 UTC 版)
PCは全員が仙人(一般的なTRPGにおける魔法戦士に相当)であるため、キャラクターは「洞統」と呼ばれる仙術系統で役割分担される。これが一般的なTRPGにおける「クラス」に相当する。洞統は大別して以下の八種あり、PCはどの洞統に所属しているかを必ず決めねばならない。 五遁(ごとん) 五行思想における万物の源である、木火土金水の五行を操る(実際の五行とは多少異なった設定の部分もある)。初め五行のうちの一つから習得し、他の行はそこから相生の順に習得できる。 変化・幻術(へんげ・げんじゅつ) 自他の姿を変えたり、幻を作り出したりする。高度な術なら、幻といえどかかった者にとって実体を伴う。 召鬼(しょうき) 鬼(き)を呼び出し力を借りる。鬼とは日本語の「おに」ではなく、死者の霊、気から作られた使鬼(しき)、天界や冥界の住人といった、霊的存在を指す。 長嘯(ちょうしょう) 声楽や器楽によって生物や自然現象を呼び寄せ、力を借りる。 風水・卜占(ふうすい・ぼくせん) 周囲の気の流れから空間や時間の法則を読み取り、利用する。 禁呪(きんじゅ) 事物の性質を禁じ、特定の行為を封じたり存在自体を消滅させたりする。 巫蠱(ふこ) 丹薬(たんやく、超自然的効果を持つ薬剤)を調合したり、使役獣(しえきじゅう、特殊能力を持つ動物)を作り出したりする。 厭魅・厭勝(えんみ・えんしょう) 相手の体の一部や似せた人形を使って禍福をもたらしたり、模型に実物と同じ能力を持たせたりする類感呪術・感染呪術のたぐいを行う。 PCは自分の習得する洞統に応じた「仙術」を習得していく他、装備品や道具も洞統に応じた物を入手することができる。これは本作以前にグループSNEが制作した、ガープス・ルナルと酷似しており、それをさらに推し進めた形になる。 仙人は師弟関係を結ぶのが常とされ、PCには必ず唯一の師匠(高レベルの仙人)が存在する。師匠は弟子にとって保護者のような存在であり、奉仕する事で仙宝を授けてくれる他、弟子に使命を与えたり、時には救いの手を差し伸べる事もある。PC1人に対し必ず保護者がついているというシステムは極めて特徴的である。 師匠が必ず存在するため、セッションでPCが死亡してしまった、どうしようもなくなってしまった、等という場合には師匠に頼るという行動が取れる。この際は、「師匠の一筆」というアイテムを使用する必要があり、使用すると徳が1点減少することで、バランスが取られている。
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