沖縄の FBISとは? わかりやすく解説

沖縄の FBIS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 15:04 UTC 版)

外国放送情報局」の記事における「沖縄の FBIS」の解説

沖縄県読谷村残波岬にあった米軍基地ボーロー・ポイント米中央情報局 (CIA) の海外最大盗聴拠点だったことが、米国公開され内部文書明らかになっている。1949年ボーロー・ポイントにFBISが運営する瀬名波通信施設開設されアジア全域、特に日本中国、ベトナムソ連ラジオテレビ放送新聞ファクス送信などを24時間態勢傍受し1980年代には1カ月最大135語の資料と、数百時間テレビ録画米本国の本部送信していたという。 「ボーローポイント」も参照 FBIS の報告書によると、放送傍受だけではなく対象国でのイベント政府高官軍関係者顔写真複写しデータベース化保存、また沖縄では沖縄メディア抵抗運動などの情報調査担っており、NHK沖縄放送局から沖縄タイムス琉球新報まで各種メディア傍受していた。沖縄本土復帰の際には、他国政府機関としては施設使用継続できなかったので、米国側は在沖米陸軍一部(トリイ通信施設)に編入する内部手続によって活動継続させた。 例え1985年2月6日のFBIS月報によると、瀬名波通信施設のFBISは、傍受した情報を、同じ読谷村トリイ通信施設陸軍特殊部隊グリーンベレー楚辺通信所内の米国家安全保障局 (NSA) や、在日米海兵隊本部キャンプ・フォスター埼玉県キャンプ・ドレイクなどと共有しながら、衛星などでグアム本国送信されていたことがわかる。 2006年瀬名波通信施設日米特別行動委員会 (SACO) 合意返還され機能いくつかトリイ通信施設移されたと思われているが、アンテナなどの設備一部瀬名波残っている。 2012年に、FBIS の後継である CIA のオープンソースセンターは、沖縄での在日米軍駐留に関して親米的世論形作るための公式マニュアル作成していた。

※この「沖縄の FBIS」の解説は、「外国放送情報局」の解説の一部です。
「沖縄の FBIS」を含む「外国放送情報局」の記事については、「外国放送情報局」の概要を参照ください。

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