正式な降伏とは? わかりやすく解説

正式な降伏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/28 15:16 UTC 版)

アポマトックス・コートハウスの戦い」の記事における「正式な降伏」の解説

4月10日リーはその軍隊告別挨拶行った。同じ日に6人の代理人集まって正式な降伏儀式について話し合った。ただし、南軍士官誰もそのような行事出たいとは思ってもいなかった。その儀式を遂行するために選ばれ北軍士官ジョシュア・チェンバレン准将であり、彼は後に1865年4月12日目撃したことを回想し感動的な賛辞書いた。 この儀式重大な意味で私は深く感動した。私はそれを何か認識できる印で残そう思ったが、それは祝砲以外の何ものでもあり得なかった。請け負った責任認識しその後批判考えると、結果そのような種類のものでは少なくとも私を動かし得ないことが分かったそのような祝砲南軍の旗が立っている方にではなく北軍の旗の間に降ろされることに対してなされる提案することで、もし必要ならば弁護されることだろう。しかし、私の主要な理由はそのためにいかなる権威許しを請うことも求めないということだった。我々の前に誇らしく屈辱の中で立っているのは男らしい者たちそのものであり、その労力苦しみも、死という事実も、悲惨なことも、希望無さもその決意曲げさせることは無かった。今我々の前に立っているのは、痩せ疲れきり、空腹ではあるが、直立し我々を直視し他でもない我々と共有する記憶思い起こしているのであり、そのように試され約束され連邦戻ってくるのを歓迎される男達ではないか指示があり、各師団の長が我々集団向かい側並びラッパ合図で我々の全線右から左まで、連隊から連隊並び兵士挨拶交わし、「立て銃」から「構え銃」まで、祝砲鳴った縦隊先頭にいたゴードン沈んだ心と伏し目で馬に乗り武器を渡す音を聞くと、顔を上げてその意味悟り華麗に馬を回して自分自身と馬で高揚した姿となり、その剣を長靴つま先に落とす時に満足げ挨拶をした。続いて部隊兵士達向かい、その一連の旅団に同じ位置で我々に渡すよう声をかけた。栄誉栄誉答えた。我々の側にはもはやラッパの音も無く太鼓も、歓声も、言葉も、虚しい栄光囁きも、整列して立っている兵士動きなくなったが、死の時が過ぎるかのように敬虔な静寂と息殺したようなものがあった。 — ジョシュア・L・チェンバレン この日、27,805名の南軍兵が通りその武器積んだ

※この「正式な降伏」の解説は、「アポマトックス・コートハウスの戦い」の解説の一部です。
「正式な降伏」を含む「アポマトックス・コートハウスの戦い」の記事については、「アポマトックス・コートハウスの戦い」の概要を参照ください。

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