栄之尾温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/16 00:10 UTC 版)
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緑渓湯苑
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温泉情報 | |
所在地 | 鹿児島県霧島市 |
座標 | 北緯31度54分17.14秒 東経130度50分20.29秒 / 北緯31.9047611度 東経130.8389694度座標: 北緯31度54分17.14秒 東経130度50分20.29秒 / 北緯31.9047611度 東経130.8389694度 |
交通 | 空路:鹿児島空港からバスで約43分 |
泉質 | 単純酸性温泉 |
栄之尾温泉(えいのおおんせん、えのおおんせん)は、鹿児島県霧島市(旧国大隅国)の霧島温泉郷を構成する温泉の一つ。渓流に湧く林間の露天風呂、緑渓湯苑で知られる。
標高810メートルの位置にあり、霧島山中腹の「栄之尾」と呼ばれる地の渓谷沿いに点々と湧く温泉である。隣接する林田温泉のホテルである「霧島いわさきホテル」によって渓流沿いに8つの露天風呂が「栄之尾温泉 緑渓湯苑」として整備されており、夕方と夜間の2回、時間を定めて供されている。また、緑渓湯苑はホテルから歩いて5分ほどの距離で、浴衣等を着用しての入浴となる。なお、寒冷地であるため冬季は閉鎖される。
2010年(平成22年)、当地でNHK大河ドラマ「龍馬伝」の撮影が行われた。
泉質
- 単純酸性温泉
歴史
延享元年(1744年)、安藤仲兵衛国広による発見と伝わり、以来湯治場として栄えた。
薩摩藩主の島津斉彬、島津忠義が入湯するなど為政者とのかかわりも深く、1861年(文久元年)には島津忠義が本陣を開設している。また、1866年(慶応2年)には当地で長期療養中の小松帯刀を吉井友実の案内で坂本龍馬・お龍夫妻が訪ねたエピソードは広く知られている。
1934年(昭和9年)3月1日、林田温泉・林田熊一の所有となる[1]。1999年(平成11年)以降は、霧島いわさきホテルの施設として利用されていた。
交通
最寄りの「いわさきホテル」バス停までの交通を記す。なお、同バス停からは徒歩約5分である。
ギャラリー
出典
脚注
栄之尾温泉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/06 00:45 UTC 版)
1744年(延享元年)、安藤仲兵衛国広によって発見された。『三国名勝図会』には、硫黄谷温泉と同じく打たせ湯の設備を持っており効能も似ているが、湯の性質は穏やかであり症状に応じて選ぶことを勧める記述がある。1861年(文久元年)、当時の薩摩藩藩主島津忠義の避暑地として利用された。1866年には坂本龍馬・お龍夫妻が訪れ、これが日本最初の新婚旅行とされている。渓谷に湧く温泉は現在、林田温泉にあるホテルの露天風呂「緑渓湯苑」として利用されている。なお標高800mの山中にある寒冷地であるため、冬季は閉鎖される。
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