柴又帝釈天界隈と矢切の渡し
●よく聞ける時期 ●よく聞けるところ ●寄りみち |
寅さんのふるさとでもある柴又帝釈天の参道は、いつも参拝客で賑わっている。川魚料理屋の生簀の水の音や飴屋がトントンと飴を切る音が聞こえ、境内に入ると、梵鐘が朝、昼、夕を告げる。 江戸川に出ると、船頭さんの手漕ぎの渡し船が、150メートルの向こうの対岸へと往復する。ゆったりと流れる江戸川の水に合わせるかのように漕いで行く。 川面をすべるように対岸に向かうギーッ、ギーッと船を漕ぐ櫓の音、そして春はヒバリのさえずり、夏のオオヨシキリのやかましく鳴く声、冬にはピーピーと鳴くユリカモメなどの声が聞えてくる。四季を通じて、多くの野鳥たちが集まってくる都心に近いオアシスだ。 |
電車・バス=京成電鉄柴又駅から徒歩5分で帝釈天、そこから徒歩10分で船着場。また松戸側の河川敷へはJR松戸駅西口から市川行きバスで下矢切下車、江戸川土手に向かい徒歩30分。または北総開発鉄道矢切駅から徒歩30分。 |
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