松の勧進の法螺貝
●寄りみち |
大晦日から元旦にかけて羽黒山頂で繰り広げられる、出羽三山神社の三大祭りのひとつ「松例祭」。その浄財を集めるために行われる伝統行事が「松の勧進」だ。 毎年12月1日、市内の日枝神社に羽黒山の山伏が集結し、参拝後に旧庄内藩主の酒井家に城下を勧進するあいさつをする。 山伏たちは、法螺貝の「ぶぉ〜、ぐぶぉ〜」という、なにかを呼び起こすような音を響かせながら、家内安全などを祈ったお礼を各家庭に配り歩く。 山伏の姿と法螺貝の音は、12月中旬まで、市街地のいたるところで出会うことができ、鶴岡に師走の訪れを告げる、伝統的な風物詩となっている。 |
列車=JR羽越本線鶴岡駅から南へ徒歩10分で日枝神社へ。 |
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