林内閣の祭政一致とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 林内閣の祭政一致の意味・解説 

林内閣の祭政一致

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 14:34 UTC 版)

国体」の記事における「林内閣の祭政一致」の解説

1936年11月教学刷新評議会設置される。これは陸相次期首相)が岡田首相に対し国体明徴について特別の機関設けてもらいたい注文をつけたように軍部圧力によって設置されたものである評議会設置する目的は「国体観念日本精神根本として現下我が国学問教育刷新方途議し文政必要な方針主な事項とを決定し以てその振興を図らん」こととされる。 1937年2月林銑十郎内閣発足時に「政綱に関する内閣声明」を発表し、その第1に国体観念をいよいよ明徴にし、敬神尊皇大義をますます闡明し、祭政一致精神発揚して国運進暢の源流を深からしめんことを期す」と掲げる。 1937年3月文部省中等学校師範学校教授要目改正する。これにより、修身教育勅語趣旨を奉体して国体の本義明徴にし国民道徳会得させることになる。また、公民科は、国体国憲本義、特に肇国精神憲法発布由来知らしめ、もって我が国統治根本観念他国と異る所以明らかにし、これに基づき立憲政治地方自治大要会得させ、特に遵法奉公の念を涵養することになる。 1937年3月同志社大学が「同志社教育綱領」を制定する。これは教育勅語詔書奉戴キリスト拠る信念の力をもって聖旨天皇意思)の実践躬行自発的実行)を期するというものである同大学では前々年神棚事件前年国体明徴論文掲載拒否事件などの内紛起きていた。教育綱領制定後教育綱領反すると疑われる教授らの罷免国体明徴派の4教授要求する紛争起きる。専門学務局長兼思想局伊東延吉同志社理事呼びつけ政府当局国体明徴根本方針立脚して善処すべき事」の意向伝え罷免要求受けた側の教授らについては「思想清美」できるまで授業差し止め罷免要求行った国体明徴派4教授処分については絶対賛成であると明言する文部省国体明徴観点から同志社キリスト教教育狙い撃ちにしたといえる

※この「林内閣の祭政一致」の解説は、「国体」の解説の一部です。
「林内閣の祭政一致」を含む「国体」の記事については、「国体」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「林内閣の祭政一致」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「林内閣の祭政一致」の関連用語

1
2% |||||

林内閣の祭政一致のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



林内閣の祭政一致のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国体 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS