東日本大震災を受けて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 14:51 UTC 版)
「お元気ですか日本列島」の記事における「東日本大震災を受けて」の解説
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、本番組の編成をも一変させることになる。当日は国会中継(第177通常国会・参議院決算委員会)のため本番組は放送されていなかったが、その後震災報道最優先の体制となったことから、長期間に渡って休止を余儀なくされた。 3月14日から18日まで総合テレビでは終日震災報道であった。 3月21日および4月4日から4月8日まで『被災者 いま訴えたいこと』(ひさいしゃ いまうったえたいこと)を放送した。 3月22日から4月1日まで東北地方では震災関連の報道特別番組を、その他の地域では22日は別番組、23日から4月1日までは『第82回選抜高校野球大会』中継をそれぞれ放送した。 4月11日は震災1カ月関連ニュースを新年度担当の畠山智之進行により放送した。 再開したのは4月12日となり、翌年3月19日までの2011年度放送には、タイトルの前に『震災に負けない』(しんさいにま- )というテーマ(キャッチフレーズ)を付けて放送した。状況が少し落ち着いた5月23日、セットと番組テーマ曲並びにBGM(作曲:Conisch)が一新された。また震災以降毎月11日若しくはその直近日における放送では、月命日の黙祷の様子を中継するケースが多いという事情もあり、通常は冒頭の10秒表示となっている時報スーパーが番組中常時表示された。2012年度は『震災に負けない』のフレーズこそ外されたが、引き続き震災関連の番組として位置づけられた。 震災の教訓を踏まえ、東京都渋谷区にある放送センターの機能が完全に失われた場合に備えて大阪放送局を非常時のキーステーションに位置付ける施策に伴い、2011年9月1日の放送は気象情報以外全て大阪から行われた。大阪からの放送は2012年5月11日から月1回の割合で制度化され、2012年度より『ニューステラス関西』キャスターを担当した横尾泰輔が進行した。 2012年の第94回全国高校野球選手権大会による休止期間後は、番組の核となっていた各地のニュースが大幅に削られ、代わって各放送局制作のニュースリポートを多く放送するケースが増えた。 2013年度改編に伴い、2013年3月21日の放送で番組が終了し、9年半にわたる長い歴史に幕を閉じる事になった。後番組は『情報まるごと』である。大阪発の放送については全国化する『ゆうどきネットワーク』に役割を譲り、『情報まるごと』は基本的に東京発とするという計画になったが、2013年5月30日から大阪からの放送が復活する。
※この「東日本大震災を受けて」の解説は、「お元気ですか日本列島」の解説の一部です。
「東日本大震災を受けて」を含む「お元気ですか日本列島」の記事については、「お元気ですか日本列島」の概要を参照ください。
- 東日本大震災を受けてのページへのリンク