東日本大震災の際の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:16 UTC 版)
地震翌日の2011年3月12日、津波被害の旭市を上空から視察、避難所を訪問。その後、県内の地盤の液状化によるライフラインの被害が明らかになり、浦安市は震災対応のため翌月の県議会議員選挙を行うことが困難と訴えた。17日に知事は統一地方選挙について「計画通り行われると思う」と発言、浦安市や香取市が選挙の延期を求める中、22日には県選挙管理委員会は総務省に「統一地方選を延期する特例法」の指定は要しないと回答。24日、知事は「県選管と浦安市選管の調整を見守りたい」との考えを示した。選挙告示日の4月1日には「総務大臣が、選管からの話、他県の状況を鑑み、精査し決定したことには従わなければならない」、知事は出て行かないかとの問いに「私はどうこうということはない。やるべきことはやるのが当然。選挙に県は協力できる。市の真意がつかめない」と静観の構えを見せた。5日には県から浦安市に是正勧告が出されたが、浦安市長は「知事が一度も現場を見ずに是正勧告したことはコメントに値しない」との考えを示した。7日、浦安に足を運ばれるかとの質問に「私の命を受けて副知事が行って市長同行のもと説明を受けており、報告を受けている。状況は十二分に把握しているつもり。県選管も国もその辺は精査していると思う」。公職選挙法の違法状態について「お国が、総務大臣がお考えになるのでは」「みんなが自分を抑えて、県復興のために頑張ろうとしている中、市の対応は残念だ」「こういうときだから一致団結していただきたい」と回答。 5月臨時県議会で「浦安の方はぜひ見に来てほしいとのこと」との質問に「浦安市の状況は私も見ている」。6月定例県議会では「4月12日(選挙投票日は10日であった)に、浦安市、習志野市、香取市、我孫子市を回った」と答弁(4月13日付け千葉日報「森田知事動向」及び紙面内に被災地視察の記事はない。12日付け千葉日報「県幹部の動静」では1日在庁。また、県の東日本大震災記録誌にも4月12日に視察の記載はない)。 6月18日、菅総理大臣が習志野市と浦安市の液状化被災地を視察に来た際に、知事と両市長が被害状況説明。知事は「知事会(5月31日開催)で液状化被害を訴えたらすぐ来てくれた」と評価。。天皇陛下のお見舞や総理大臣の視察以外で、知事が自ら被災地の首長と対面し現地で被災状況の説明を聞いたのは、震災から半年経った我孫子市、香取市が9月20日、旭市が9月22日(同日山武市長、九十九里町長とは意見交換)、浦安市、習志野市、千葉市は10月13日であった。また、2019年11月の記者会見にて、「東日本大震災の時に、液状化を公用車で見に行くと市会議員とかいろいろな方の足かせとなる。プライベートで車の中でもいいので状況を見ようと、浦安などに行った」と発言。 なお、東日本大震災の際に、青森県知事は3月12日から13日にかけて沿岸9市町村、岩手県知事は3月12日から19日にかけて沿岸市町村を、宮城県知事は3月中に沿岸市町村、茨城県知事は3月から5月にかけて津波や液状化被害のあった12市町村の視察を行い首長などに会い被害状況の把握に努めている。岩手県知事は被災自治体視察の際に、県は全面的にコミットし一緒に闘っていくことを伝え、内陸部の市町村長には沿岸市町村への支援も依頼している。
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