東日本・北日本・沖縄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:44 UTC 版)
「西日本車体工業」の記事における「東日本・北日本・沖縄」の解説
東海地方以東における一般路線バスの納入例として、1970年代には静岡鉄道が日野RB、RCの前中ドア車と、いすゞBU05等の前後ドア車に42MCボディ架装車両を、導入されている。当時撮影のテレビのドラマや、ドキュメント番組(NHK-“10分の日本の鉄道廃線”の“清水港線”等)の撮影時に純白のHゴムの使用、前後の折れ曲がり、スタンディーウインドの下段下部の両隅のR等“アメリカンドリーム”の一目で判る独特の形状で、写り込んでいる為に証拠になっている。同じ頃京成車体で同形車体を京成電鉄、新京成電鉄の路線バスで日産ディーゼル4R94、4R105、いすゞBA、BU等に架装して使用。京成電鉄の路線バスが都内にも走行している。1988年(昭和63年)に横浜市交通局が日産ディーゼルの中型車P-RB80Gを、1989年(平成元年)にJRバス関東がP-RB80GSを、1993年(平成5年)に松本電気鉄道(現在のアルピコ交通)がいすゞのU-LV318Nを購入した例などがある。しかし、いずれも1年限りで終わっている。 貸切車としては、1990年(平成2年)に伊豆箱根鉄道がSD-Iを架装したP-RA53TAE型を導入している。これは、当時日産ディーゼルに2軸スーパーハイデッカー用シャシーの設定がなかったため、ハイデッカー用シャシーに架装するスーパーハイデッカーのSD-Iを選択したものである(近畿地方以西では1989年(平成元年)に下津井電鉄が同様の高速車を導入している)。 車両の低床化を進めていた京王帝都電鉄(現・京王電鉄、同社のバス事業の分社化により現在は京王電鉄バスグループ)が、ワンステップバスの日産ディーゼルのU-JP211NTNに注目。この一部に西工製の車体を架装して導入し注目された。以降、京王グループは西工架装のJPを断続的に導入し、関東地方における西工導入の先鞭をつけた。貸切・高速車では、JRバス関東が1998年(平成10年)以降、日産ディーゼル高速車の車体をすべて西工製で導入している。 UA系では、2000年(平成12年)に東急バスが、当時富士重工業車体で設定のなかった日産ディーゼル製のMTのノンステップバスを導入するために、例外的に西工車体車を導入したことがある。 メーカー再編により2000年代以降は西工ボディの日産ディーゼル・三菱ふそう車が東海・北陸・関東・東北・北海道にも導入された。 東京都営は日産ディーゼルの中形のG代と、中形系と呼んでいた中形車幅10.5m車でH代車依り導入。大型車は富士重工業の製造中止後のL代からUA450からの導入となった。
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