東日本入国管理センターへ移送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 14:57 UTC 版)
「ワースフェニックス・ノカルド」の記事における「東日本入国管理センターへ移送」の解説
9月中旬には茨城県牛久市の東日本入国管理センターへ移送された。同センターには当時20名強の外国人が収容されており、ノカルドは20畳ほどの大部屋に1人で収容された。ノカルドは国際電話用のカードを購入し、故郷の母と電話で話した(自身のスマートフォンは没収されて利用できず、母の電話番号だけを暗記していた)。「ロシアではストレスがあったが、今はホッとした気分だ」とも語った。部屋にテレビは設置されていたものの日本語を聞き取れず、退屈に過ごした。 なお、上記を報道した朝日新聞社による取材のための面会の際には、記者らとノカルドの他に、入国管理センターの職員が2名同席した。『牛久問題を考える会』代表の田中喜美子によれば、田中が過去20年以上にわたり同センターを訪れた中で、職員が2人も同席したことは一度もなかったという。田中は「ノカルドの面会を監視するためではないか」と推測した。 その後、難民認定は出入国在留管理庁から「不認定」とされたが、ノカルドはそれを不服とする審査請求を行ったため、ロシアへの強制送還は当面は実行されなくなった。
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