本作品中のゲーム(企画を含む)
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「あそびじゃないの」の記事における「本作品中のゲーム(企画を含む)」の解説
トロルクエスト 城東ゲーム企画、アマゾンプロダクツ開発のRPG。サブタイトルは「洞窟の花嫁」。 開発終盤において、途中で敵が強すぎるため進むことも戻ることもできなくなるハマりが見つかり、白石の判断により敵を弱くするバランス調整が行われた。 初心会において、水見の会社の者から「トロクエというわりにはあまり上等なプログラムではない。カッパ巻きほどひどくもないからサバというところか」と酷評された。 メタル・ウィザード 水見龍一が手がけたゲーム。ミリオンセラーとなったが、水見曰く「ハードウェアの能力と自分のプログラム技術を実地検証した際の副産物にすぎない」とのこと。茶畑は本作を本人の前で面白かったと絶賛した。 ハウス・オブ・ミューズ 天野存美が以前勤めていた会社で作成した企画。名画の中から描かれた人物だけが消え、その人物を探しに行くという内容。売れセンではないという判断により企画は通らなかった。企画を見た重役は、天野と会う口実を作るためだけに企画を見ており、実際に売れセンであるかどうかは問題ではなかった。 その後、アマゾンプロダクツによる自社コンペの企画の参考として社員らに読ませたところ大河内に絶賛された。後述の『ドラゴン・ドライブ』を自社企画としての採用を検討する流れの中、大河内は最後までこの企画にこだわる。そして、そのこだわりが筆川との出会いのきっかけとなっていく。 ちなみに連載終盤の1994年辺りに入ると、ゲーム業界も3DOを始め各社が一斉に次世代機へシフトしていく時代に入り、こういった従来には無いようなインタラクティブなゲームの企画も珍しいものではなくなっていく。 赤頭巾クエスト 鮫島礼二によって提出されたアマゾンプロダクツの自社コンペ用の企画。天野は一見して「こんなもの売れるわけがない」と評すが、鮫島のプロのノウハウに裏付けされたマーケティングを含めた的確な意見に、逆に天野の方が圧倒され困惑させられてしまう。この企画自体は不採用となったが、茶畑からは「こういう切り口もあったのか」と好意的に評価された。 ドラゴン・ドライブ 茶畑雄作によって提出されたアマゾンプロダクツの自社コンペ用の企画で、この自社コンペでアマゾンプロダクツが最終的に採用した企画。ドラゴンが重要な役割を果たす内容のRPGで、茶畑は天野に企画を説明する時には目を輝かせ力説した。 ビューティフルファイターIIダッシュ アマゾンプロダクツの自社コンペで女子社員が提出した企画の中の1つ。これを見た天野は、簡単に流行り物を模倣するという安直さに落胆し、茶畑の企画を見た後に「やっぱりゲームって男の子の遊びなのかしら・・・」とつぶやく。ちなみに本作の連載時の当時のゲーム市場は、カプコン社の『ストリートファイターII'』が大ヒット中であり、対戦格闘ゲームが一大ブームを巻き起こしていた。 トロルクエストII 城東ゲームの企画。灰田ルミをチーフプログラマーとして開発が進められる。シナリオを宮尾ガバチョが担当する。自社コンペ企画の茶畑の『ドラゴン・ドライブ』と平行して、アマゾンプロダクツ初の2チーム体制での制作となる。
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