本件に関するフジテレビの公式見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 19:59 UTC 版)
「2011年のフジテレビ騒動」の記事における「本件に関するフジテレビの公式見解」の解説
2011年9月2日にフジテレビは、一連の韓流偏重批判などに対して、ホームページ上で「皆様へ。最近フジテレビに寄せられたご質問、ご意見について、正しい情報、状況をご理解いただくために、以下ご説明させていただきます。」とする公式見解を発表した。 この公式見解は「フジ・メディア・ホールディングスの外国人持ち株比率について」、「編成方針および番組制作について」、「スポーツ中継の表彰式の放送について」、「FIFA主催のサッカー中継における表記について」という4つの項目から成っている。 フジ・メディア・ホールディングスの外国人持ち株比率について 持ち株比率と議決権比率は必ずしも一致しないことを説明した上で、「議決権を有する外国人株主比率は法律に則り常に20%未満で抑えられている」、「フジ・メディア・ホールディングスの外国人株式保有比率は平均的な水準です」と説明した(比率制限がない上場企業を含めた日本の上場会社における平均的な水準)。 編成方針および番組制作について 「自社番組編成の編成権を堅持した上で、広く視聴者ニーズにお応えできるような番組制作・編成を行っております」として、韓流ドラマが多いのでは?という批判に対しては、「韓国制作の番組やアメリカ制作の番組も含め、どのような番組を放送するかは、総合的かつ客観的に判断し決めております」と説明した。 またグループ会社が音楽著作権を所有している楽曲を、番組やイベントなどで使用し宣伝行為を行っている疑惑に対しては、「グループ会社の楽曲かどうかではなく、番組やイベント内容に適した作品を使用しています」とし、「上記の番組編成、制作方針同様、制作の自主性を重んじ、よりよい番組作りのために効果的な楽曲を使用するという基本方針を大事にしております。」と説明した。 スポーツ中継の表彰式の放送について 「スポーツ中継では、番組の放送時間の制約、もしくは映像や情報の入ってくるタイミングなどで、放送できない情報が出るケースもあります。」とし、『世界フィギュアスケート選手権』で、日本の国旗掲揚、国歌斉唱シーンの放送が意図的にカットされているのではないかという疑惑に対しては、「過去5大会のうち、3大会(2008年、2009年、2011年)は放送をしています。2007年と2010年は競技の模様を優先し、優勝者へのメダル授与シーンのみを放送しています。これはあくまでも放送時間および番組構成上の理由であり、それ以上の意図はありません」と説明し(2009年は韓国キム・ヨナ優勝)、「他のスポーツの国際大会の放送で同様のことがある場合も上記と同じ理由によるものです。」とした。 FIFA主催のサッカー中継における表記について 「フジテレビではFIFA公認の試合を放送上で表記する場合、FIFAの公式ホームページに表記されている正式大会名称に則った番組タイトルとして、ホーム & アウェイの関係から開催国を前に、対戦相手国を後に表記するのを基本として来ました。」とし、2010年10月12日のサッカー日本代表の親善試合の対韓国戦で「韓国 × 日本」と韓国を前に表記したことについて「韓国で開催されたため、FIFA公式ホームページでも国際親善試合「韓国対日本」という名称となっており、JFA(日本サッカー協会)の公式リリースも同じ順番の表記となっています。」と説明した。2010年10月4日、5日に放映されたスポーツニュース番組「すぽると!」で「韓国対日本」を略す形で「韓日戦」とコメント及び表記をしたことに関しても、「上記の理由から使用したもので他意はありません。」と説明し、「なお、現在では一般に馴染みのある「日韓戦」と言う表記も使用しております。」とした。
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