制作方針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 07:06 UTC 版)
『花と乙女に祝福を』の制作時、ディレクターのじんべいは、女装時の主人公はたとえエッチの最中であっても絶対に下着を見せないというルールを制定し、スタッフにこれを遵守させた:99。後にシリーズのディレクターを引き継いだ真田昌樹によれば、その後も方針として主人公の下着描写を極力避けているとのことである。 真田は、実際の女子校では男子の目がないからこその現実もあるだろうがとしつつ、シリーズの共通のテーマは「男が考える理想のお嬢様学園」であるとしている。じんべいも『花と乙女に祝福を』制作の際、同様の趣旨を述べている。そのような舞台設定のため、ヒロインのパンチラ描写も避けているという。 「男の娘」と「女装少年」を厳に区別するスタンスをとっている。真田によれば、シリーズ主人公の性自認はあくまで男であり、女装はめいめい仕方なくおこなっているものであるという。そこでは「「男の娘」は性自認が女である」という解釈が採用されている。 真田は、女装して女子校に潜入する理由は毎作しっかり検討してはいるがとしつつ、ライターに任せてしまうと深く考えてしまうといい、理由付けよりもむしろ、潜入したあと「周りから受け入れられるにはどうしたらいいのか」という点を重視していると述べている。また、女装ものの一番の見せ場はヒロインに女装がどうばれるかという点であるとし、その点にこだわって制作していると述べている。
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