制作数および所有者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 14:20 UTC 版)
『999』の初期設定では4丁という設定であったが、『ニーベルングの指環』でシリアルNo.0が登場し5丁に増加。続編では4丁に再変更した後、シリアルNo.3が再登場し再び5丁に戻ったりとやや複雑化している。 初期段階No.1 大山トチロー→海野広 No.2 星野鉄郎→ハンマー・レドリル No.3 キャプテン・ハーロック No.4 クイーン・エメラルダス ニーベルングの指環編No.0 台場工場長→台場正 No.1 大山トチロー→海野広 No.2 クイーン・エメラルダス No.3 キャプテン・ハーロック No.4 星野鉄郎→ハンマー・レドリル 銀河鉄道999編No.0 大山トチロー→海野広 No.1 キャプテン・ハーロック No.2 クイーン・エメラルダス No.3 大山敏郎(一説にはメーテル) No.4 トチローの母(大山摂子)→星野鉄郎→ハンマー・レドリル 上記のように設定されているものの、アンドロメダ編の「時間城の海賊」では、原作ではハーロックがNo.1を持ち、鉄郎がこのとき所有しているのは初期段階の設定どおりNo.2であるが、 未来のメーテルと共に旅する少年・レドリルが登場するその後のエピソード「メーテルの旅」(TV版では第109・110話)では、レドリルが年を経た同じ銃を持っており、原作・TV版ともに鉄郎とレドリルがNo.4を所有している。原作ではその後のエピソードとなる「たくさん星の大酋長」冒頭で鉄郎の戦士の銃が再登場したときにはまたNo.2に戻っている。 こうした設定の違いについて、作者は『エメラルダス』掲載時のインタビューで「この作品の中では、いくつかの歴史が屈折した世界が存在しているので、それを表現するために、トチローの死因などで違いを描いていきたい」とも語っている。 近年の作品では、No.4は鉄郎、No.2はエメラルダスが正式な所有者となっており、「エターナル編」冒頭でメーテルが鉄郎に渡した戦士の銃のシリアルNoが入れ替わっていたのはエメラルダスがNo.4を改良するために、改良の終わった自分の銃(No.2)を鉄郎に渡していたためと説明されている。 松本零士執筆の「銀河鉄道999・未発表オリジナル・シナリオ」によると、病を得たトチローが葡萄谷に帰省した際に一丁を置いていったとされている。母親(摂子)の予想では、当時既に体を悪くしていたのではないかと記されている。このとき置いていった一丁が星野鉄郎の手に渡るわけだが、それ以前はトチローがこの銃を二丁所有していた事実がうかがえる。 また、「クイーン・エメラルダス」では咄嗟に戦士の銃の引き金を引いて敵を倒した少年に、エメラルダスが戦士の銃のうちの1丁をメーテルが所持している事を話している。 そのほか各作品主人公が所有するケースが多い。また、松本監修のゲーム『コスモウォーリアー零』では、エンディングで軍を戦艦セントエルモ号ごと脱走する際、主人公ウォーリアス・ゼロがNo.0を入手している。
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