アンドロメダ編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:40 UTC 版)
メーテルとともに999号に乗り、アンドロメダ星雲にあるという機械の体をタダでくれるという星に到着するまでの鉄郎の旅を描く。 アンドロメダ編に関しては、原作・テレビアニメ版と長編の劇場版2作品とではやや世界観が異なっている。 原作およびテレビアニメ版では、人間の愚かさや孤独、弱さや、経済格差や実力社会を背景としたこの世の不条理を題材にしたエピソードが多く見られる。またその世界観の中には、人間の歴史から得られる教訓を下地にしたと考えられるものも多い。加えて全般的にノスタルジアを強く感じさせる構成となっており、列車にSLが起用されていることをはじめ、メーテルが母親像に投影されたり、日本の下町や自然の風景が再現されている惑星があったりと、SF作品としての「未来」というテーマと対比させるように、劇中に「懐かしい」という言葉が幾度となく登場する。 劇場版では、前記のような世界観を一部踏襲しながらも、冒険活劇、青春ものの作品としてのまとまりがより強くなっている。 また一貫して、「生きるとは何か」「永遠に生きることは果たして本当に幸せなのか」といった人生観の模索が大きなテーマとなっている。
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