本件における怪情報・虚偽情報
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 14:37 UTC 版)
「日本ボクシングコミッション事件」の記事における「本件における怪情報・虚偽情報」の解説
前掲『ボクシング・マガジン』2013年7月号では編集部が次のように被害感情を訴えている。 本稿を掲載するまでの間、元JBC職員3氏や[略]マッチメーカー[C1]氏からは本誌編集長や本誌の発売元であるベースボール・マガジン社社長宛の書面が、内容証明郵便や社長への受取人限定郵便で複数回にわたって送られてきた。彼らによる[D1]選手陣営への働きかけを詳細に知る城島氏に対しては、脅迫とも受け止められるメールやネット掲示板への悪質な書き込みが続いている。こうした一連の行為は出版・表現の自由を脅かす行為と考えざるをえない。各書面に対しては返信していないケースもあるが、すべての書面内容を慎重に検討した結果、記事掲載を躊躇する事柄はないと判断した。 — ボクシング・マガジン編集部、「日本ボクシング界の秩序を守るために ―― 一国一コミッション制を揺るがした動きについて」 差出人の明らかな内容証明郵便や受取人限定郵便と「脅迫とも受け止められるメールやネット掲示板への悪質な書き込み」を「一連の行為」と一括して「出版・表現の自由を脅かす行為」との認識を示しているが、「[D1]選手陣営への働きかけ」については上述の通り、陣営自身が「事実無根の話」と否定している。 同誌と軌を一にするJBCもまた怪情報に過大な影響を受け、安河内・A1・A2の起こした3件の訴訟のすべてで怪情報に基づく主張がみられたが、「被告[JBC]は、A3らが被告に関する虚偽の内容のスレッドを立てた旨主張するが、A3らが実際にインターネットに被告主張に係る書き込みをしたと認めるに足りる証拠はないから、この点に関する被告の主張は、原告[安河内]の関与の有無を問題とするまでもなく、理由がない」、「被告が指摘するA3のスレッドについては、原告[A2]は、これに関連するメール[略]を受信しておらず、また、そもそも被告主張に係るスレッドをA3やA1が実際にインターネットに立てた事実も認められないから、原告につき解雇事由に相当する行為の存在を認める余地はない」、「虚偽内容のスレッドを立てたなどと指摘する点についても、A3らが実際にインターネットに被告主張に係る書込みをしたと認めるに足りる証拠はなく、採用できない」などといずれも否定されている。
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