社長へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 03:23 UTC 版)
1990年、記者として務めていた道北日報社の代表取締役に就任。社長就任後の1998年には、北村の発案で士別市長選開票速報を自社Webページ上に掲載、開票所に派遣した記者から電話連絡を受けて北村自身が速報ページに掲載する、という方式で、前年に開設したばかりの自社Webページの閲覧数は激増した。また士別出身の映画監督水戸ひねきが制作し、ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭'96でグランプリを受賞した映画『脳の休日』の上映会を士別で開いた。上映会の入場券は北村の想定以上の枚数が売れ、当時札幌在住だった水戸は、上映会の収入を元手に上京した。こうした活動は充実したものの、北村は会社経営に忙殺され、文学活動は低迷した。 一方北村が会長を務める士別市民文芸の会は1998年、『士別市民文芸』第21号を発行した。この時期『士別市民文芸』は書き手が不足し、継続が危ぶまれていた。そうした状況で発行された第21号には、有島青少年文芸賞で優秀賞を受賞した地元の中学生の作品を特別掲載し、若い感性の取り込みを試みたが、結局この号で休刊となった。休刊中も北村らは編集を続け、9年後の2007年に第22号を刊行した。
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