昭和2年-昭和20年とは? わかりやすく解説

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昭和2年-昭和20年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 22:15 UTC 版)

役種」の記事における「昭和2年-昭和20年」の解説

昭和2年4月1日制定され兵役法は、兵役区分常備兵役後備兵役補充兵役国民兵役とし、常備兵役現役と予備役分かれ補充兵役国民兵役それぞれ第一第二別れた兵役法規定された各兵役年限と定義は次の通りである。 常備兵役 現役と予備役合わせた称で、旧制常備軍にあたる。現役 徴兵検査合格し且つ指名を受け入営した兵、即ち甲種合格した者と徴兵検査身体"健"と判断乙種第一)され特に志願或いは抽籤に当った者及び実役定限年齢未だ到達していない将校下士官をさす。一般に現に軍務に就いている軍人をさし、現役離れ予備役後備役或いは退役した軍人在郷軍人退役軍人称した。兵の現役年限陸軍二年、海軍三年で、下士官以上は或る一定の年齢までが現役期間としてその年齢到達した時に予備役編入となる。その一定年齢とは、憲兵を除く下士官・准士官40歳まで、憲兵下士官45歳憲兵准士官48歳士官兵科によらず中尉45歳大尉48歳少佐50歳・中佐53歳大佐55歳少将58歳・中将62歳・大将65歳階級ではないが、元帥府に列せられた陸海軍大将終身現役栄誉あずかった帰休兵 現役兵の定員余剰になった時、兵の一部現役のまま在営期間を短縮して帰郷させた制度法的には単に帰休兵だが、現役身分である事を強調して俗に現役帰休兵ともいう。 予備役 現役終了した軍人服し年限陸軍5年4月海軍4年。後に昭和16年11月改正され後備役廃され予備役合一し、陸軍15年4月海軍12年と変わる。予備役にある軍人は、毎年一回簡閲点呼勤務演習を受け、在郷軍人会入会義務付けられた。現役人員欠員出た時は現役余剰人員である帰休兵次に召集される下士官予備役期間は7年終了する第一国民兵役となる。士官5年予備役服し以後退役となる。予備役在る者の席次現役の次とし、階級それぞれの階級呼称に「予備」を冠し予備陸軍大佐」の様に称する後備兵役 常備兵役終えた者が服す役で、予備役次にあたる。旧制後備軍で、後備兵役一般には単に後備役称する昭和16年11月改正によって後備兵役予備役合一廃される。 補充兵役 第一補充兵役第二補充兵役合わせた呼称該当者何れも徴兵検査に於いて現役適するとされた者。合格基準乙種第二にあたる。第一補充兵役 陸軍では徴兵検査合格したものの指名受けず入営しなかった者が服す兵役兵役法制定時服役年限陸軍12年4月で、昭和14年改定され17年4月海軍常備兵役終った者が対象となり、期間は1年第一補充兵とも。 第二補充兵役 陸軍では徴兵検査時点現役第一補充兵役充当されなかった者が対象で、服役年限17年4月海軍で第一補充兵役終了すると之に服し当初11年であった昭和14年改定により年限16年4月第二補充兵とも。 国民兵役 第一国民兵役第二国民兵役合わせた分類第一国民兵役 常備兵役補充兵役終了した者が服する第二国民兵役 年齢17歳以上45歳迄の者で常備兵役補充兵役第一国民兵役に服さなかった者が対象となる。徴兵検査基準の「丙種」と判定された者がこれにあたり、その基準は「身体極めて欠陥の多い者」をいう。徴兵検査では甲種・乙種合格で、丙種は一応合格、丁種・戊種が不合格だったが、戦局悪化し末期になるとこの一応合格身体極めて欠陥の多い者までも戦地送られた。 明治初期には民兵的な存在として、屯田兵及び屯田予備兵を置く。他国陸軍比べて年代における徴兵経験者割合低く有事には相当の高年齢者まで召集せざるを得なかった。

※この「昭和2年-昭和20年」の解説は、「役種」の解説の一部です。
「昭和2年-昭和20年」を含む「役種」の記事については、「役種」の概要を参照ください。

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