昭和28年西日本水害による決壊とは? わかりやすく解説

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昭和28年西日本水害による決壊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 21:41 UTC 版)

夜明ダム」の記事における「昭和28年西日本水害による決壊」の解説

ダム建設中の1953年昭和28年6月梅雨前線活発化によって筑後川流域は500mm以上の集中豪雨降り注ぎ流域有史以来大水害である昭和28年西日本水害経験したダム建設途上で、8門あったゲートで完全に作動できたのは3門、残り未完成であったため上げ下げができず貯水量のコントロールできない状態にあったダム地点上流からの激し濁流洗われていたが、遂に両岸部分から越水溢流遂に決壊したダム本体全面決壊とは至らなかったが、設備一部破損流出した。この決壊事故下流水害増幅させたのではないかという指摘多く出され翌年福岡県大分県共同で「夜明ダム調査報告書」を作成したが、ダム決壊による直接的被害というよりは河川整備不備今回災害を齎したとの結論になった近代日本におけるダム決壊事故の例は1868年明治元年)の入鹿池決壊事故入鹿切れ)によって941人が死亡した例とこの夜明ダムの他三例があるが(鉱滓ダムを除く)、これ以降ダム事業大きな影響与えたまた、ダム建設によって江戸時代より日田大川間を結んだ筏運は途絶し、更に1676年田代重栄によって建設された「筑後川四大取水堰」の一つである袋野堰が水没した

※この「昭和28年西日本水害による決壊」の解説は、「夜明ダム」の解説の一部です。
「昭和28年西日本水害による決壊」を含む「夜明ダム」の記事については、「夜明ダム」の概要を参照ください。

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