映像の現存・保存状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 14:03 UTC 版)
「ステージ101」の記事における「映像の現存・保存状況」の解説
放送当時は、ビデオテープが非常に高価であったため上書き使用が基本だった。このため、番組が終了した時点でNHKに残された映像は1974年3月31日放送の最終回のみであった。NHKアーカイブスの「NHK番組発掘プロジェクト通信」の「発掘ニュース」によると、プロジェクトによって、完全もしくはほぼ完全に残存する映像が12本発掘された。従って、NHKアーカイブスに保存されているものは2018年4月6日の時点で以下の計13本である。 1970年1月24日 1971年9月15日 1972年1月19日、5月28日、6月25日、8月13日 1973年11月11日、12月2日、12月9日 1974年1月27日、3月3日、3月17日、3月31日 2016年6月の時点で残っていたのは放送用ビデオテープでNHKに残された1974年3月31日放送の最終回と、関係者がたまたま録画していた1972年1月19日放送の「開拓」の回の2本のみであった。 一方、2016年7月1日付のNHKアーカイブス「発掘ニュース」No.112では黒柳徹子が2代目の司会者を担当していた頃のモノクロ断片映像が発掘されたことが明らかにされ、さらに同ページの「思い出・コメント」欄にて他にも白黒、カラー合わせて数時間分の映像が見つかっていることがアーカイブス担当者より言及された。2018年4月6日から「発掘ニュース」で番組の発掘テープが特集され、4月13日の同ページで全編残存、もしくは欠落部が存在するがほぼ全編が存在する発掘テープが合計13本になった事が明らかにされた。発掘テープの一部は当時使用したデッキの関係でモノクロ映像のものも含まれ、これまで現存していないとされていた初代司会者の関口宏の時代(1970年1月10日 - 1970年9月26日)からは、1970年1月24日放送(レギュラー放送第3回)が発掘された。また、黒柳徹子の時代(1970年10月10日 - 1971年9月22日)からは、1971年9月15日放送が、この回にゲスト出演した三木鶏郎が録画したテープに映像状態が不安定ながらも再生可能な状態で残存していた事も報告された。また、4月20日・27日の「発掘ニュース」では田中星児から提供された1971年から1972年度前半のモノクロ録画・1972年度後半から1973年度までのカラー録画による部分映像の提供が特集された。 これら発掘映像の内9本は「開拓」・番組最終回の映像と共にNHKアーカイブスと全国のNHK公開ライブラリーで視聴可能である。 また、ヤング101のメンバーだった八月真澄から、彼女が知人のNHK美術部員に撮影してもらって長年保管していた最終回時のリハーサル映像(8ミリフィルム・音声なし)がNHKアーカイブスに提供された。
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