日本政界・政府関係者およびその家族
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風間英人(かざま ひでと) 元内閣総理大臣。神崎悟の実の父親で風間真の戸籍上の父親。海音寺八兵衛とは政界におけるライバル関係にあった。 大正時代に埼玉の貧農の末子として生まれるが、家出の後に陸軍高官の養子となり、その後陸軍中野学校を卒業後に情報将校として太平洋戦争を戦う。戦後は政治家に転身し吉田茂の薫陶を受け、佐藤栄作の造船疑獄事件で総理候補となる。最初の結婚後妻と死別し、後添えとして悟の母(後述)と結婚し悟をもうけるも夫婦関係は冷え切り離婚。その後、海音寺八兵衛の娘・祥子と再々婚する。祥子に買い与えた伊豆の別荘で元妻に車で崖から突き落とされ、妻、元妻と共に死亡する。 神崎の母(かんざき-) 悟の母で風間英人の妻。名前は不明。名家の出身で自尊心が高く、英人との仲は冷え切る。その後、風間英人は祥子と関係を持つようになり離婚。離婚後、旧姓の神崎に戻る。嬰児だった真を誘拐して殺害しようとするが断念し、自らの衣服を与えて孤児院に預ける。その後、伊豆の別荘にいた英人と祥子を呼び出して車で崖に突き落とし、自らも自動車で海に飛び込み亡くなる。 風間祥子(かざま しょうこ) 旧姓海音寺。真の母親で風間英人の妻。海音寺八兵衛の娘。 箱入り娘だったが日系ロシア人の青年と大恋愛し未婚の母となる。恋人の死後、お腹の子を産むため風間英人との政略結婚に応じる。嬰児だった真が神崎の母に誘拐され、その心労から体調を崩す。伊豆の別荘での療養中に夫と共に神崎の母に殺害される。 海音寺八兵衛(かいおんじ はちべえ) 日本の政財界に大きな影響力を持つ老人。風間祥子の父親で真の実の祖父。 かつては総理大臣候補にも挙げられた政治家だが、あえて総理の座につかず裏で権力を握ったしたたかな人物。シンとは浅からぬ因縁があるのだが、日本の国益と安全を最優先に考えるために知人を切り捨てることも辞さない冷静な判断を下す。 マッコイじいさんに似た雰囲気を持つが、シン曰くこちらは「ご老人」、マッコイは「くそじじい」らしい。 海音寺美鈴(かいおんじ みすず) 八兵衛の孫。祖父にはたいそう可愛がられているらしい。 青年実業家として帰国した真と社交パーティで出会い好意をもつが、彼が涼子と劇的な再会を果たしたのを目撃し身を引いた。 その後、涼子の反戦運動を通じ、共にシンの支援を行うようになる。また、シンとは血筋上、従兄妹同士にあたる。 国連婦人部に迎えられた涼子と共に終戦しようとするアスラン入りを果たす。 司、藤堂(つかさ、ふじどう→とうどうに変更) 司は陸上自衛隊幕僚本部第2部、藤堂は内閣調査局にそれぞれ所属する。 藤堂は途中で一般的な読みがなの「とうどう」に変わった。 海音寺八兵衛の手足となってシンを支援し、終盤では反プロジェクト4のレジスタンスを率いていた。このとき、彼らを鼓舞する際に藤堂は馬に跨り疾走しながらアラーの名を出しているが、彼の実家は神主であったため、司はあっけにとられていた。
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