日本の校歌とは? わかりやすく解説

日本の校歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 16:13 UTC 版)

校歌」の記事における「日本の校歌」の解説

日本初等教育・中等教育ではほとんどの学校校歌制定されており、入学式始業式終業式卒業式など学校式典祭典において歌われる幼稚園でも「園歌」が制定されている例もある。 一方高等教育では正式な校歌がない例は珍しくない。ただし、校歌代わりに学歌大学歌)」・「学園歌」・「学生歌」・「カレッジソング」、さらにまれな例として学校法人名・学校名が「院」「塾」「館」で終わるなどの特殊性から「院歌」、「塾歌」、「館歌」を制定している例もある。例えば、旧帝国大学においては校歌」を制定しているのは北海道大学永遠の幸・札幌農学校校歌)のみであり、東北大学名古屋大学大阪大学九州大学は「学生歌」として、京都大学は「学歌」としてそれぞれ校歌準じる歌が1つまたは複数制定されている。 日本における校歌発生は、音楽的な高まりというよりも、明治政府教育改革一環位置付けられていたとされる明治時代になると教育門戸一斉に開け放たれ小学校中学校には広い地域から身分問わず様々な生徒が集まるようになった。さらに大学専門学校ともなれば日本全国から学生が集まる。多士済々面々が集まる学校で必要となったのが価値観思想統一する訓練手段であり、その有効な手段一つ校歌であった祝典や行進の際に皆で同じ歌を合唱することは、集団生活において統制心を養う。初等教育段階からこの訓練繰り返し学校教育における重要なカリキュラム一つとして定着していった。また、一説ではフランス革命民衆高揚に倣う形で、集団意識高揚目的として作曲され、それが徐々に全国広まって定着したと言われている(2019年4月12日地上波放送された『チコちゃんに叱られる!』では、元東京大学教授渡辺裕によるこのフランス革命説が紹介された)。 1945年昭和20年)までは、校歌作成した場合には作詞者名、作曲者名、歌詞楽譜歌詞説明などを添えて文部省認可申請を行わなければならず、この手続き経て初め正式に校歌として認められることとなっていた。

※この「日本の校歌」の解説は、「校歌」の解説の一部です。
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