日本の国字とは? わかりやすく解説

日本の国字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 05:58 UTC 版)

国字」の記事における「日本の国字」の解説

詳細は「和製漢字」を参照 和字倭字皇朝造字和製漢字などとも呼ばれる会意倣って作られることが多い。峠(とうげ)・(さかき)・畑/畠(はたけ)・辻(つじ)など古く作られたものと、西洋文明影響近代作られた膵(スイ)・腺(セン)・腟 (チツ、本来はシツ)・瓩(キログラム)・粁(キロメートル)・竓(ミリリットル)などがある。主に訓のみであるが、働(はたらく・ドウ)のように音があるものもあり、鋲(ビョウ)・鱇(コウ)など音のみのものもある。「錻」には「錻力」と表記したときの音読み「ブ」と、「錻」一字表記することで音読みから派生した訓読み「ぶりき」がある。また、匂(匀+ヒ)の様に構成要素片仮名使われる事も有る中国などに同じ字体の字があることを知らず作った考えられる文字〔「俥(くるま・じんりきしゃ)」・「閖(ゆり・しなたりくぼ)」・「(あさり)」・「鞄(かばん)」など〕や、漢字新たな意味を追加したもの〔「(もり)」・「椿(つばき)」・「沖(おき)」など〕は、国字とは呼ばず、その訓に着目して国訓呼ばれる中国などで意味が失われているもの〔「(しずく)」など〕は、中国など失われた意味が日本残った可能性否定できず、国訓ともいえない国訓のある文字着目して国訓字と呼ばれることもあるが、一般的ではない。 日本作られ国字輸出現象見られる(「(たら)」など)。また、姓の「畑(はた)」は中国でも日本人の姓表記するために用いられて、『新華字典』などの字書にも収録されているが、つくり(音符)の「田」の中国語音で読まれている。 〔「(いわし)」・「(きす)」など〕のように、中国にもともと同じ字体の字があり、日本使われる意味を加えて使っている字もあるが、これらには、現在は使われなくとも、別に漢字本来の意味があるため、国字とは言えない。 国字かどうか判断難しく、「匁」は中国古くから「銭」の異体字として使われていた字であるために国字ではないが、辞典類ではしばし国字とされる

※この「日本の国字」の解説は、「国字」の解説の一部です。
「日本の国字」を含む「国字」の記事については、「国字」の概要を参照ください。

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