旗揚げ - 東京プロレスとの業務提携とは? わかりやすく解説

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旗揚げ - 東京プロレスとの業務提携

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 06:40 UTC 版)

国際プロレス」の記事における「旗揚げ - 東京プロレスとの業務提携」の解説

創業者吉原功社長は、早稲田大学レスリング部出身元プロレスラーで、日本プロレス営業部長務めていた。しかし、力道山死後経理担当取締役遠藤幸吉リキ・スポーツパレス売却問題巡って対立1966年10月5日日本プロレス退社し、新団体国際プロレス(インターナショナル・レスリング・エンタープライズ株式会社)を設立創業当初陣容手薄だったこともあり、旧来の団体」という形ではなくシリーズごとに選手出場契約交わし試合をするリングのみを提供するという、アメリカプロレス業界同様のフリーランス・システムを提唱プロダクション的な「興行会社」のスタイル志向していた。同年10月24日役員人事発表の際にも、吉原は「団体間で潰し合うことはせず、日本プロレス界の発展尽力したいプロレス相撲社会とは違う。アメリカ同様のスタイルスマートな団体とする」などと会見。そのため、当初日本プロレスにも協力求めていたが、日本プロレス側はこれを拒絶、この構想機能することなく自前所属選手抱えて興行を打つ従来型プロレス団体への転換余儀なくされた。なお、日本プロレス団体最初に所属選手契約書つくったのは国際プロレスである。 アメリカで活躍する日本人レスラーヒロ・マツダエースブッカーとし、日本プロレスからマツダの日体荏原高校時代後輩であるマティ鈴木およびアマチュアスポーツトップアスリートだった杉山恒治サンダー杉山)と草津正武グレート草津)を同道旗揚げに際しては、国際プロレス先んじて旗揚げしたもの興行不振単独での興行能力失っていた東京プロレスからアントニオ猪木らが参加し合同興行の形で『パイオニア・シリーズ』と銘打たれ旗揚げシリーズ1967年1月開催合同興行とはいえ主催国際プロレスで、東京プロレス側にギャランティー支払うという形で話がまとまったダニー・ホッジ、ザ・ケンタッキアンズ(ジェイク・スミス&ルーク・ブラウン)、エディ・グラハムジョニー・バレンタイン招聘し、アメリカでコンビ組んでいた猪木マツダタッグや、アメリカンサイズのリングタレントによるリングアナウンスなどの演出注目集めたが、テレビ局との放映契約結べなかったこともあり、興行振るわず東京プロレスとの提携もこの旗揚げシリーズのみで破綻するとなった当初マツダブッキングホセ・ロザリオターザン・タイラースプートニク・モンローボブ・オートンなどを招聘して春に旗揚げ第2弾シリーズを行う予定であったが、これらの諸事情により中止となった国際プロレス決別後の東京プロレス残党のうち、猪木永源勝永源遙)、北沢幹之柴田勝久らと日本プロレス帰参したが、木村政雄ラッシャー木村)、寺西勇らは国際プロレス残留猪木らの離脱入れ替わるように、旗揚げ興行参加しなかった豊登国際プロレス参戦しマツダとのタッグ看板チームとなった。 しかし、戦力資金テレビ中継有無でも日本プロレスとの差は歴然とし、1967年8月14日大阪行われた日本プロレスとの興行戦争日本プロレス大阪球場国際プロレス大阪府立体育館で、それぞれ開催日本プロレスメインイベントジャイアント馬場ジン・キニスキーインターナショナル・ヘビー級王座戦、国際プロレスメインイベントヒロ・マツダ&サム・スティムボートロジャー・カービー&ビル・ドロモ戦)は「大阪夏の陣」として話題となったが、宣伝において飛行機によるビラまき作戦などを駆使して2万人の観衆集めた日本プロレス対し国際プロレスは4200人の観客動員で終わるなど、興行面惨敗してしまう(興行開催国際プロレス先に発表しており、日本プロレスが、それに対抗して戦争仕掛けたとなった)。

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