旗振台古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/16 04:31 UTC 版)
旗振台古墳(はたふりだいこふん)は、操山の南西部、古代の瀬戸内海航路を望む尾根頂部に位置する。操山14号墳。岡山市の史跡に指定されている。明治時代中頃、大阪で米相場が立つと旗を振って知らせる連絡所がこの近くにあったことに由来する。一辺27m、高さ4mの方墳である。築造時期は古墳時代前期の5世紀前半と推定されている。墳頂部には葺石が施され、形象埴輪・円筒埴輪が巡らされていた。墳頂部中央に竪穴式石室が認められる。石室両脇に粘土槨がある。石室からは短甲・剣・刀・鉄鏃など、粘土槨からは冑・短甲・剣・刀・鉄鏃・ガラス玉・瑪瑙玉・勾玉などが出土した。
※この「旗振台古墳」の解説は、「操山古墳群」の解説の一部です。
「旗振台古墳」を含む「操山古墳群」の記事については、「操山古墳群」の概要を参照ください。
- 旗振台古墳のページへのリンク