新生ジェファーソン・スターシップ期(1992年 - 現在)
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「ジェファーソン・エアプレイン」の記事における「新生ジェファーソン・スターシップ期(1992年 - 現在)」の解説
1990~1991年にかけては、カントナーはKBC BANDのキーボーディスト、ティム・ゴーマンと、ギタリスト、スリック・アギラーらとソロ・アコースティックユニットPaul Kantner's Woodenshipを組み全米でライブ活動を行なった。この当時のライブは日本向けに収録され、NHK-BSで放映されたことがある。 また、Paul Kantner&Female Singers Projectを立ち上げてデモ音源まで制作したが正式には発表されないままになっている。但しここには、Jefferson Starship-The Next Generationに参加する女性シンガー、ダービー・グールドも参加し、この時の楽曲は後のスタジオ作でも取り上げられている。 1992年、Paul Kantner's Woodenshipの3人に、ベースのジャック・キャサディ、フィドルのパパ・ジョン・クリーチ、新女性シンガーに地元シスコで活動していたダービー・グールドを加え、ジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship-The Next Generation)が結成された。翌1993年にはバリンも再合流し、1994年にはようやくの初来日(福岡・大阪・東京)を果たしている。権利関係の問題でエアプレインを名乗る事はできないが、ライブでは1965年デビュー以来の各ソロ作品も含めた膨大な楽曲を網羅し、1992-2007年までに21か国で計900回近くが行なわれている。またフル編成のJefferson Starship-The Next Generation、マーティとドラムスが外れたカントナーのソロステージに近いJefferson Starship-Acoustic Explorerの2種類があり、セットリストが大幅に異なる。 1995年、新曲を含むライブCD(グレイス・スリックもゲスト参加)を発表。一部収録曲・ミックスの異なるスタジオ作品(グレイス・スリックもゲスト参加)を1998年(ドイツ盤)、1999年(アメリカ・日本盤)に発表。1999年には2度目の東京公演も行なった。 2000年以降には、ライブCDやDVDをマイナーレーベルや公式サイトから数多く作品をリリース。2005年から、親交のあるロックバンド「ファミリー」のデビュー40周年記念ツアーに同行。 2007年の時点では、マーティ・バリン、ポール・カントナー、ディヴィッド・フライバーグ(2005年正式復帰)、ダイアナ・マンガーノ、スリック・アギラー、プレイリー・プリンス、クリス・スミス。ツアーによって、ダービー・グールド、トム・コンスタンテン、リンダ・インペリアル(クイックシルバー・ファミリーで、フライバークの夫人)、ピート・シアーズ、ピーター・カウコネン、ボビー・ヴェガ(ベーシスト)などがゲスト参加している。 2008年、ダイアナ・マンガーノに代わり、歴代5人目になる女性ボーカル、キャシー・リチャードソン(英語版)が新加入。同年9月、10年ぶりのアルバム『Jefferson Tree Of Liberty』をリリース。 2012年、再始動から長年在籍しているギタリスト スリック・アギラーが病により降板。代役にジュード・ゴールドが加入。2016年1月28日の同日、創設メンバーのポール・カントナーと、初代女性ボーカルのシグニー・トリー・アンダーソンが死去。 2018年、創設メンバーのマーティ・バリンが惜しくも死去した。
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