新ターミネーター2
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:59 UTC 版)
本作は『ターミネーター2』の直接の続編に当たる小説作品である。スカイネットは、消滅した自身の開発計画を復活させるべく、新たなる刺客であるI-950型ターミネーター、サリーナ・バーンズを送り込む。サラやジョンの抹殺を図ると同時にサリーナをサイバーダイン社に就職させ、スカイネットの開発計画に関わらせる。今回の開発ではアメリカ政府によって密かに回収されていたT-800の左腕(『ターミネーター2』でT-1000との戦闘中に切断したもの)のプロセッサを参考にしており、開発は天才科学者のカート・ヴィマイスターによって進められた。また、開発にはアメリカ政府および軍も間接的に関わっており、コナー親子によるテロ対策も考慮して陸軍基地の地下施設で開発されていた。後にスカイネットの開発計画を察知したサラとジョンによってサリーナは破壊されるが、開発計画を奪取した政府の手により南極のレッドシール基地で、サリーナのクローンであるクレア・ベネットによって研究は継続される。スカイネットの誕生そのものは不可避的と判断したジョンたちは、プログラムを書き換えて人類に対する敵意の芽生えを阻止しようと画策するが、痛恨のミスにより自らの手でスカイネットを人類に有害な知性体として誕生させることになってしまう。 開発段階から人間を憎悪する選民思想を植えつけられていたスカイネットは人間を抹殺すべき敵と見なし、2度の核攻撃を挙行し、ターミネーターやハンターキラーを開発したことで、人類に大ダメージを与える。しかし、スカイネットの攻撃を予測していたレジスタンスの激しい反撃に遭い、長期戦の末に防衛網を突破される。追い詰められたスカイネットはクロノ計画を発動してタイムマシンを開発し、T-800やT-1000、I-950を過去へ送り込み、サラやジョンの抹殺を図る。 本作ではスカイネットの人格も登場人物となっており、スカイネットは歴史がループしながら、自身やジョンたちの干渉により変化し続けている事実を認識している。
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