控除率の実際
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 14:56 UTC 版)
以下に主なカジノ、ゲーム、公営競技などにおける控除率を挙げる。プレイの方法や技量が影響するゲームにおいては、最大の期待値を得られうるベットを行い、失敗のない完全なプレーを行うことを前提とする。 宝くじ - 55% スポーツ振興くじ(toto) - 50% キノ - 25 - 30%ビンゴに似た数字を当てるゲームの一つ。 日本の公営競技(競馬、競輪、ボートレース、オートレース) - 単勝で20 - 30%前後原則として日本中央競馬会・地方競馬が賭式により20〜30%、オートレースが30%、競輪・競艇が25%。ただしJRAプレミアムのように、特定のレースのみ控除率を下げる場合もある。なお中央競馬では、1950年12月まで38%という高率の時代があった。 パチンコ、パチスロ - 平均10 - 15%控除率が換金率との兼ね合いでハウス側の意図で変動させられる他(景品交換率の設定に加え、短期的には釘調整や設定変更による調整が可能)、プレイヤーの技術介入による控除率の変動が大きいことが特徴。新規開店などで客寄せのため、または致命的な攻略法発覚により、100 - 200割(控除率-1000〜-2000%)などといった破格の営業がなされる場合もある一方で、ほとんど還元しない営業も可能である。大阪商業大学学長の谷岡一郎は、業界の営業全体における平均的な控除率を10 - 15%と分析している。 丁半 - 5% スロットマシン - 3 - 15%様々。ここでは一般的と思われる値を挙げた。 アメリカンスタイルルーレット - 5.2%ヨーロピアンスタイルと違い、1〜36,0,00というレイアウトを持つ。 ヨーロピアンルーレット - 2.7%前述のアメリカンルーレットと違い、00が存在せず0のみが存在するため、ハウスエッジは約半分となる。 カリビアンスタッドポーカー - 5%ディーラーと対決するスタイルのポーカーの一変種。 バカラ - 1〜14%前後「カジノゲームの王様」とよばれるカードゲーム。おいちょカブと似たゲーム。ハウスエッジと呼ばれる場代が任意に決定されるため、カジノおよびレートによって異なる。 クラップス - 0 - 16.6%程度賭ける場所によって大幅に異なる。 ビデオポーカー - 0% -台の種類、配当金の設定による。Jack or Better 9/7は期待値100%超(つまり控除率マイナス)で好評を博した。 ブラックジャック - -1% - 3%ルールによって1 - 3%程度の変動がある。一般的なルールをベーシックストラテジでプレイすると1%程度。カウンティングを行えばさらに1 - 2%程度下降させうる。 賭け麻雀 - 5 - 200%収支がゲーム終了までわからないため控除率の計算が非常に難しいが、レートに関わらずゲーム代(控除額)はほとんど変動しないため、一般的にレートが上がるほど控除率は低く、レートが下がるほど控除率は高くなる。1000点20円以下の低レートでは、控除率が100%を超える(ゲームの勝者でも収支がマイナスになるほど)ことすらある。
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