控訴審・仙台高裁とは? わかりやすく解説

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控訴審・仙台高裁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:01 UTC 版)

武富士弘前支店強盗殺人・放火事件」の記事における「控訴審・仙台高裁」の解説

被告人K・弁護人側の控訴受けて青森地裁2003年3月25日までに訴訟記録として「起訴状」「捜査段階および公判における被告人Kの供述調書」「公判出廷した被害者関係者証人尋問調書」「青森地検論告弁護人弁論含めて地裁取り調べた証拠などすべての書面」を仙台高裁送付する手続き取った事件から2年以上が経過した2003年5月29日までに被告人Kの国選弁護人として仙台弁護士会佐藤正明弁護士就任することが決定し仙台高裁2003年6月2日までに控訴審初公判期日を「2003年10月14日午後1時30分より仙台高裁405法廷開廷する」ことを決定して関係者通知したその後初公判までに被告人Kの身柄は(後に死刑執行まで余生を過ごすこととなる)宮城刑務所仙台拘置支所移送され佐藤含め仙台弁護士会から国選弁護人計3人が選出された。 2003年10月14日午後1時30分から仙台高裁松浦裁判長)で控訴審初公判開かれた被告人第一審同様に殺意否認する旨の供述行い弁護人側も控訴趣意書で「(未必の故意認めた第一審死刑判決重大な事実誤認があり破棄されるべきだ」と主張した一方検察側は被告人K・弁護人側の控訴棄却求めた弁護人側は「被告人質問」「元従業員証人尋問」「被告人聴力検査」「110番通報録音テープ声紋鑑定」「火災状況鑑定事実調べ」を請求したが、検察側(仙台高等検察庁)は同意せず、仙台高裁被告人質問を除く請求採否留保した2003年11月18日開かれた控訴審第2回公判被告人質問が行われ、被告人Kは警察・検察作成した供述調書内容否定したほか、これまでと同様「従業員避難した思った」などの供述繰り返した上で調書自身主張相違説明する上申書」を提出した前回公判弁護人側が請求した各種請求について松浦裁判長はいずれ不採用決定した2003年11月25日開かれた控訴審第3回公判でも引き続き被告人質問が行われ、被告人Kは「犯行時、店内向き合った支店長逃げ遅れれば死ぬかもしれない思った」と述べた上で、「時間経過とともに店内火災広がる」と認識していたことに言及した2003年12月17日開かれた第4回公判最終弁論が行われ、控訴審結審した。弁護人側は「未必的殺意認めた原判決重大な事実誤認がある」と主張し第一審死刑判決破棄するよう求めた一方で検察側は「未必的な殺意存在は明らかで控訴には理由がない」と主張し第一審死刑判決支持被告人Kの控訴棄却)を求めた2004年平成16年2月19日仙台高裁松浦裁判長)は第一審死刑判決支持して被告人Kの控訴棄却する判決言い渡した被告人Kは判決不服として最高裁判所即日上告した

※この「控訴審・仙台高裁」の解説は、「武富士弘前支店強盗殺人・放火事件」の解説の一部です。
「控訴審・仙台高裁」を含む「武富士弘前支店強盗殺人・放火事件」の記事については、「武富士弘前支店強盗殺人・放火事件」の概要を参照ください。

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