控訴審・名古屋高裁金沢支部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 12:16 UTC 版)
「富山市奥田交番襲撃事件」の記事における「控訴審・名古屋高裁金沢支部」の解説
2022年1月11日に本事件の控訴審である初公判が名古屋高裁金沢支部(森浩史裁判長)で開かれた。検察側は、取り調べ段階のXの供述や客観的な事実から拳銃強奪という目的を立証していたにも関わらず、強盗殺人罪の適用を認めなかった一審判決は不合理であると主張。また、Xが一審で黙秘したため、Xの取り調べ段階の供述の録音録画が犯行の経緯を明らかにする直接証拠となるにも関わらず、一部しか採用しなかったことは法令違反だとした。そのうえで、Xに死刑を適用するように求めた。一方で弁護側は犯行が殺人罪と窃盗罪に留まっていたことに加え、犯行時Xは、自閉症スペクトラム障害により心神耗弱状態だったとして有期懲役を求めた。検察側、弁護側双方が被害者遺族の証人尋問や医師の証人尋問などを請求したが、森裁判長はいずれの請求も却下し、即日結審した。Xは、出廷しなかった。
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