後継の演奏会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 13:38 UTC 版)
1989年に芥川が没した後も、新交響楽団は作曲家石井眞木、音楽評論家秋山邦晴、片山杜秀、また日本近代音楽館などの協力を得て、折に触れ日本人の交響作品を演奏会に取り上げた。その中でまとまった形の演奏会は次のとおりである。なお、2002年以降も新交響楽団は日本人作品をプログラムに取り上げているが、「日本の交響作品を積極的に、継続的に演奏する」方向性は、2002年設立のオーケストラ・ニッポニカに継承されている。 1989年「第124回演奏会」:シューマン『交響曲第4番』/細川俊夫『ヒロシマ・レクイエム』〈委嘱作品〉【指揮:今村能】 1990年「追悼・芥川也寸志:音楽はみんなのもの」:芥川也寸志『交響管絃楽のための前奏曲』『森のすきなおとなとこどものための音楽童話「ポイパの川とポイパの木」』『交響曲第1番』『絃楽のための三楽章(トリプティーク)』【指揮:山田一雄(1月20日・28日)、森山崇(27日)、岸田今日子(20日語り); 黛敏郎(28日司会)】 1991年「現代の交響作品展'91」:松村禎三『管弦楽のための前奏曲』/石井眞木『笛とオーケストラのための協奏曲「解脱」Op.63』/伊福部昭『交響頌偈「釈迦」』【指揮:石井眞木、横笛独奏:赤尾三千子】 1992年「現代の交響作品展'92」:夏田昌和『「モルフォジェネシス」オーボエとオーケストラのための』〈新響公募入選作品〉/一柳慧『ピアノ協奏曲第1番「空間の記憶」』/石井眞木『交響三部作「浮游する風」』【指揮:夏田昌和、石井眞木、オーボエ独奏:柴山洋、Pf独奏:一柳慧、打楽器独奏:山口恭範】 1993年「第43回ベルリン芸術週間1993」:藤田正典『オーケストラのための「輪廻」』/伊福部昭『ラウダ・コンチェルタータ』/石井眞木『交響三部作「浮游する風」』【指揮:石井眞木、Mba独奏:安倍圭子、打楽器独奏:山口恭範】 1995年「映画生誕100年記念」:深井史郎『「空想部落」の音楽』/武満徹『弦楽のための「ホゼイ・トレス」』/芥川也寸志『煙突の見える場所』『猫と庄造と二人のおんな』『八甲田山』『日蓮』【指揮:小松一彦、企画:秋山邦晴】 1996年「日本の交響作品展'96 第1夜」:尾高尚忠『みだれ』/早坂文雄『ピアノ協奏曲』/橋本國彦『交響曲二調』【指揮:本名徹次、Pf独奏:野平一郎】 1996年「日本の交響作品展'96 第2夜」:平尾貴四男『俚謡による変奏曲』/松平頼則『パストラル』/深井史郎『ジャワの唄声』/諸井三郎『交響曲第三番』/早坂文雄『序曲二調』【指揮:本名徹次】 1999年「芥川也寸志没後10年」:芥川也寸志『交響三章』『交響管絃楽のための音楽』『絃楽のための三楽章』『エローラ交響曲』『交響曲第一番』、映画音楽/ラジオ・テレビのための音楽より『えり子とともに』『煙突の見える場所』『猫と庄造と二人のをんな』『赤穂浪士』『八甲田山』【指揮:飯守泰次郎】 2002年「伊福部昭米寿記念演奏会」:伊福部昭『土俗的三連画』『ギリヤーク族の古き吟誦歌』『シンフォニア・タプカーラ』『「SF交響ファンタジー第1番」より抜粋』/芥川也寸志・眞鍋理一郎・三木稔・今井重幸『伊福部先生の米寿を祝う「四つの舞」』【指揮:石井眞木ほか】
※この「後継の演奏会」の解説は、「日本の交響作品展」の解説の一部です。
「後継の演奏会」を含む「日本の交響作品展」の記事については、「日本の交響作品展」の概要を参照ください。
- 後継の演奏会のページへのリンク