建築、絵画、および塑像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/12 13:03 UTC 版)
「ミズーリ州会議事堂」の記事における「建築、絵画、および塑像」の解説
ミズーリ州会議事堂は地元ミズーリ州南西部、カーセージ産の密度の高い大理石を用いて造られている。庁舎は左右対称に造られており、上下両院に(内装は大きく異なるものの)等しい象徴的重みを与えている。建築様式は古代ギリシア・ローマの寺院からワシントンD.C.の連邦議会議事堂に至るまで歴史上の様々な建築物を参考にしているが、コリント式の柱頭に見られるアカンサスを地元の植物に置き換えるなど、この議事堂独特のアレンジも見られる。庁舎は5階建てで、東西437フィート(133.2m)、南北は中央部で300フィート(91.4m)、両ウィングで200フィート(61.0m)である。高さは中央のドームの上までが238フィート(72.5m)、両ウィングが88フィート(26.8m)である。庁舎内のオフィススペースは500,000平方フィート(46,500m2)にのぼる。 庁舎南側、正面のポルチコには高さ48フィート(14.6m)の柱が8本立つ。正面玄関の銅製の扉はそれぞれ13x18フィート(4.0x5.5m)で、ローマ時代以来最大のものである。一方、庁舎北側には高さ40フィート(12.2m)の柱が6本建っている。また、フリーズにはミズーリ州の歴史を表す装飾が施されている。ドームの上にはローマ神話における豊穣の女神ケレースの銅像が立っている。 庁舎の1階はミズーリ州立博物館になっており、ミズーリ州の自然史および文化史に関する事物が展示されている。庁舎の内部には、下院ラウンジの壁画をはじめとする絵画が飾られ、ペディメントやフリーズなどへの装飾がなされている。大階段の側にはメリウェザー・ルイスおよびウィリアム・クラークの銅像が立っている。また、3階のロタンダには「著名なミズーリ人の殿堂」があり、ミズーリ州史上功績のあった州出身者の胸像が並んでいる。 議事堂の敷地内にも数々の像が立てられている。アレゴリーとなっている銅像はミズーリ州を流れる歴史的に重要な2本の大河、ミシシッピ川とミズーリ川を表している。正面玄関前には高さ13フィート(4.0m)のトーマス・ジェファーソン像が立つ。庁舎北側の敷地内には、ルイジアナ買収の調印を表した銅製の浮き彫りや、「ケンタウロスの噴水」がある。
※この「建築、絵画、および塑像」の解説は、「ミズーリ州会議事堂」の解説の一部です。
「建築、絵画、および塑像」を含む「ミズーリ州会議事堂」の記事については、「ミズーリ州会議事堂」の概要を参照ください。
- 建築、絵画、および塑像のページへのリンク